瞼のたるみを取る手術をまとめると、
上まぶた→眼瞼下垂・眉下切開・全切開
下まぶた→下眼瞼脱脂・ハムラ法（裏ハムラ）・下眼瞼除皺術
といった選択肢があります。
上まぶた・下まぶた共に、原因が多種多様なので、執刀医に求められるスキルとしては術式が多いことや解剖学的な知識があるかどうかをチェックするべきと考えています。
下瞼のたるみ取りの手術では、加齢とともに支える力が低下すると瞼のたるみが生じます。
眼輪筋の緊張がゆるんでしまったり、皮膚の弾力が失われることが原因になりえ、それに伴って目の下のクマが出現します。
下瞼に大きな溝ができて、黒クマが完成するのですが、手術方法をざっくりとまとめていきたいと思います▼
①下眼瞼脱脂＋ヒアルロン酸注入
一般的な手術方法で、脱脂術（経結膜脱脂）は瞼の裏側から脂肪を取り出して黒クマ（膨らみタイプ）を改善することが出来ます。
必要に応じて、影クマ感を消すためにヒアルロン酸注入や脂肪注入を併用したり溝を埋める手術もあります。
②ハムラ法
突き出た眼窩脂肪の一部を除去して、クマができている溝部分に移動させて、眼輪筋と眼窩隔膜を骨に固定させることでフラットな下瞼を形成する手術です。眼窩脂肪移動術とも呼ばれています。たるんだ皮膚を切除して、目元のシワを無くすることが出来ます。
③裏ハムラ法
ハムラ法が皮膚側からだとしたら裏ハムラ法は結膜側からの脂肪移動術です。
切開部分は下眼瞼脱脂で切開するところと同じ部分なので皮膚側からは見えません。
涙袋も温存されることが多いので、若い方に向いているケースが多い目の下のクマ取りの一つです。
さいごに・・
医師選びのpointは、形成外科専門医やJSAPS所属かどうかをチェックします。
SNSの更新が頻繁であるドクターは学会研究を行っているかどうかも必ずチェックします。
もしも、学会研究を行っておらず、SNS映えばかりを意識しているということですと、第三者的な評価は高いとは言えないです。
他の医師からも評価されている医師というのは、やはり盤上一致でうまい先生ということになります。
