眼瞼下垂症の手術における挙筋短縮法。
挙筋短縮術は、伸びてしまった頑健挙筋や挙筋腱膜を切って短くする整形手術です。
短縮した筋を瞼板に縫い合わせることで眼瞼下垂を改善します。
皮膚側からの手術と結膜側からの手術があります。
この手術のメリットとデメリットをまとめます▼
メリット性
・挙筋腱膜を直接短縮するので、比較的重度の眼瞼下垂も改善できる
・しっかりやれば後戻りは少ない
デメリット性
・ミュラー筋を傷つけてしまうリスクがある
・ダウンタイムが2週間前後かかる
・医師の腕が露骨に出やすい
以上となります。
眼瞼下垂手術は埋没法と切開法どちらにするべき?
切開法の場合には効果性は確実さがあります。埋没式の眼瞼下垂の様な後戻りのリスクも低くはなります。
ただ一方で、傷跡が付けてしまうことや手術が難しいので、形成外科専門医でも失敗しているケースが結構あるということです。
皮膚切除を希望される方は、ダウンタイムが2週間前後十分に取れること、瞼のたるみが強い若返り目的の眼瞼下垂であることが多いです。一方で、お試し要素で若い方が行っているのが切らない眼瞼下垂手術です。たるみは軽度の方が対象となります。
皮膚や眼輪筋、皮下組織、脂肪を切除して、厚ぼったい瞼をすっきりとさせたいのであれば、切る眼瞼下垂を選択されることになります。