テスリフトやVOVリフトなどの糸リフト(スレッドリフト)の小顔効果はほぼ無い | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

テスリフトやVOVリフトなどの糸リフト(スレッドリフト)は美容の糸を皮膚の下に挿入して肌にハリを与える美容整形手術で、皮下に挿入した糸の刺激によってコラーゲンやエラスチンの生成を促進させてたるみを引き上げる効果が期待できます。

 

プチ整形でダウンタイムを少なく治療をしたい人やたるみが気になる人・ダウンタイムがいやな人などに向いているフェイスリフトで頬や額・法令線・首・目の周辺などの気になる部分に適用されています。真皮層を刺激する時の2回コラーゲンの生成が促進されますから、高いハリや潤いを肌に与えることが可能です。

 


エラスチンやコラーゲンの断裂が改善され周囲にコラーゲンが生成されますから脂肪層の繊維にもハリがでてきます。また180~240日間は体内に残って徐々に吸収されていきますが、体内に吸収された後もコラーゲンは増えた状態となっていますから通常2年程度は効果が持続します。

 

ただし、メリットもあればデメリットもあるのは糸リフティングの手術です。


糸リフトでは、
・ひきつれ
・たるみが十分に引きあがらない
・頬下→上部に脂肪がたまり顔が横に大きく見える
・糸が取れなくなる
などのリスクは懸念されます。

 

小顔整形として売り出されることもあるのですが、脂肪が上に移動するだけで横に広がってしまうといった後遺症・デザインの失敗が生じることも結構多いので注意が必要です。

 

形成外科専門医を解剖学的に精通しているのでおすすめしていますが、その理由は、縫合・傷跡修正・外傷治療、顔面骨骨折手術・先天奇形手術(口唇裂・指趾の奇形・耳の奇形など)、そして他科の術後トラブル症例の再建などの修正のエキスパートであるためです。

 

研修ローテーションを終えてすぐに美容外科になるドクターと、形成外科専門医までしっかりとっているドクターとでは雲泥の技術差があります。