シリコンバッグ豊胸は、何年持続するのか。
この答えは、医師によって見解が変わっていることがあります。
一つの客観的な目安として考えられるのが、アメリカの形成外科専門医試験で出されるこの問題
『24歳の健康な女性が乳腺下への豊胸バッグを希望している。10年間にどれくらいの確率でプロテーゼの合併症が生じ再手術が必要になるか』
この質問に対しての答えは向こう10年間に再手術となる確率は25%となっています。
この数値は450名に対しての結果と言うことで、かなり前に行われた数値となっています。
内訳としては、
・バッグの破損→年間1%の確率
・カプセル拘縮→3-5%の確率
・その他、血腫や化膿やセローマ(水の貯留)
があったという事です。
勿論、これは、乳腺下法という条件であったり、医師の腕が未知数であること、そして使用しているバッグも昔のタイプのものであるために、現在の修正率としては使えない部分はあると思います。なのであくまでも参考程度に考えられるのが賢明です。
例えば現在ではモティバエルゴノミクスやメスモと言った豊胸バッグがよく使用されています。
これはバッグの強さもあるし、拘縮が起こりづらい使用になっていることもある点で改良された豊胸プロテーゼのモデルです。
更に、リップリングが出ない様に、バッグを挿入する位置を工夫している外科医もいるため、以前と比べると技術的には向上しています。
豊胸バッグの修正について
万が一バッグを抜去する際には、インプラント=豊胸バッグの周辺に出来た被膜=カプセル拘縮の問題があります。
シワシワ感が出たり、皮膚表面にシワができてしまっていると、豊胸映えするリスクが高まりますので、抜去や入れ替えを希望される方の割合は高くなります。
豊胸バッグの抜去・除去は、単純にバッグを取り除くだけではなくて、このカプセル拘縮を除去して空洞=水腫セローマの予防をすることが必要です。もちろん、全てのカプセルを除去した結果皮膚が凸凹になってしまうこともあるので、必ず見識のある形成外科専門医の基で手術を行われることを推奨いたします。
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