鼻先のヒアルロン酸注入で失明する危険性について~ヒアルロニダーゼの修正 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

鼻先を高くする整形でヒアルロン酸注入を使用している医師がいます。

調べてみると形成外科専門医のライセンスを取っていない。。

 

施術を受けられた方の中には、鼻先が壊死して真っ黒になってしまったなんていう方もいます。

さて。この失敗例。なぜ起きてしまうのでしょうか?

 

実はヒアルロン酸注入に限らず、脂肪注入やレディエッセなどの材料でも皮膚壊死や失明する危険性があります。

 

注入を行う際に、

・フィラーが血管を圧迫していること

・血管内にフィラーが入ってしまうこと

が原因で血管塞栓が起こり得ます。

 

失明が起きた注入の部位としては、とある病院では①眉間②鼻③法令線③額の順番で件数が多いとされます。

割合としては、脂肪注入がとても多く、ヒアルロン酸注入も次いで多いです。

 

一度失明を起こしてしまうと、回復しないことがほとんどですが、万が一失明の危険性がある場合には、60分以内にヒアルロニダーゼを投与して溶かす必要があります。また、状況によっては、カテーテル治療など専門的な修正対応が求められます。

 

ヒアルロニダーゼ自体を置いていない美容外科では、まず、60分以内に溶かすことはできません。

そして解剖学的な知識の無いなんちゃって美容外科医がヒアルロン酸注入をしている場合には、まず対応できないことがあります。

 

プチ整形と言えど、安いからと言って、適応にクリニック選びをしてしまうと感染や血管血栓症など、一生を後悔する可能性があります。

ヒアルロニダーゼの管理体制がきちんとしている病院、そして形成外科専門医を選択するべき理由はここにあります。

 

失明を防ぐための指針が国際美容外科学会では発表されていて、

・深部への注入を避ける

・一度に大量に注入を避ける

・人中への注入を避ける

・過去に鼻を整形をしている人がヒアルロン酸注入をするとリスクが増大する

・マイクロカニューレはリスクを減らす

など

 

これから整形を考えている方はぜひ参考にしてください。

 

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