脂肪取りの整形で目の下の膨らみは解消できたのに、まだ影クマ（老けた目の下）が残ってしまう症例があります。
これは下眼瞼脱脂（経結膜脱脂）後に起こるものですが、しばしば脂肪注入で修正（あるいはセットで手術）を行うことがあります。
あるいは、裏ハムラ法・表面ハムラ法で脂肪移動を行うことでこれを防ぐ術式もあります。
この残った影くまを改善するのが結構厄介で、脂肪注入を追加で行うと料金が倍になり、脱脂＋脂肪注入（コンデンスリッチ）で80万前後になることが多くなります。裏ハムラ法40万、表ハムラ法40万前後になることが多いので、それと比較しても倍くらいの費用感になります。
その他の脂肪注入をセットで行う目的としては、目の下の脂肪取り後に目の下がのっぺりしてしまう合併症を予防するためでもあります。
確かに膨らみは解消されたけれど、涙袋のすぐ下からのっぺいとした皮膚になってしまうと、表情が失われてしまいます。
そこで、涙袋からふわっと持ち上げるようにして目の下を形成するのが脂肪注入の役割でもあります。
一見、なぜ下眼瞼脱脂と脂肪注入（ヒアルロン酸注入）をセットで行うのかが分からないとなりがちですが、きちんと目的はあるという事を理解していただければと思います。
※さらに言うと、どちらかと言えば、裏ハムラ法よりも目の下の脂肪取り＋脂肪注入の方が涙袋の形もくっきりとしやすい傾向はあるかと。
より完成度の高い目の下の膨らみ取りを考えているのであれば、検討してみるのも良いと思います。
勿論、形成外科専門医の基、正しい診断が求められるので、やみくもにコンデンスリッチプランを提案している病院はNGですが。。
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