鼻の手術を行う上では、自家組織移植で治療を行うことがあります。
今回、肋軟骨を使ってコルメラストラットを立てるタイプの自家組織移植をまとめます。
この方法は、プロテーゼ挿入の様に人工物ではなく、親和性が高いことがメリットで、異物が嫌だという方には向いている隆鼻術となります。
同時に鼻尖形成を併用することもあり、団子鼻の解消や丸っこい鼻をすらっと高くすることができます。
眉間~鼻筋~鼻先とすべてこの軟骨で形成することができます。
リスクやデメリットはあるのか
この方法のリスクについては、前胸部に切開創の傷が残ること、ワーピング(曲がり)、感染、プロテーゼの様にするっとは抜けないなどが挙げられます。解剖学的な知識も要求されますので、最低限形成外科専門医をベースとして考えるのが良いでしょう。
鼻中隔延長術で肋軟骨を使用する際にも、鼻曲がりを避けるためのポイントとして、軟骨を1~2時間程度水につけても曲がらない軟骨を使用することや2枚重ねにするなどの創意工夫を施している医師もいます。
単に筋膜で耳介案骨を砕いたものを包む方法=細片軟骨移植法だと、鼻筋の高さを出そうとすると鼻筋が太くなってしまうデメリットががあったのですが、隆鼻術の方法には多くの別の方法があるので取捨選択していきましょう。わざわざリスクを冒す必要はありません。
※技術的にも高いものが要求されますので、手術時間も全身麻酔となり、相場200万円前後する手術になります。
安かろう悪かろうではなくて、医師選びは安易な選択を避けて名医を選択しましょう。
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