今回は、あごの梅干しができる原因を考察していきましょう。
①口ゴボ、出っ歯、下顎が小さくて顎が後退しているタイプ
輪郭的な要因ですが、口を閉じる際にオトガイ筋を収縮させるのですが、必要以上に引き上げなければならない輪郭の場合には、オトガイ筋が強く緊張してそれが皺となって現れます。
②オープンバイト(開咬)のタイプ
咬んでいる時でも上下前歯が開いてしまっている開咬(オープンバイト)の症例では、下あごの長さが増すために口が閉じづらくなり、オトガイ筋が緊張して顎の梅干しが現れます。口呼吸を繰り返すとオープンバイトになるので注意しなければなりません。アデノイド顔貌に代表されます。
③下唇が上の前歯に乗っかっているタイプ
ガミースマイルの症例に多く、下唇が盛り上がることでオトガイに梅干しができやすくなります。
つづいて治療方法をまとめます
口元を引っ込める手術や抜歯矯正(アンカースクリュー)、オープンバイトを改善する治療があります。
輪郭手術(オトガイ形成)であれば下あごの長さも解消することができるので、オトガイ筋の緊張を軽減させる目的があります。
また一時的な効果としてはボトックス注射を定期的に打つといったことも選択肢の一つです。
ちなみにオトガイ形成術をした後でも、オトガイ筋の切断→元通りに修復配列できなければシワができることになります。
この後遺症はしばしば起こりえるものです。オトガイ筋再配置手術など修正の専門的な手術に対応している外科医を選択することが解消するために必要となります。筋肉なのか軟部組織なのかを見分けることは経験が求められるので、熟練のドクターであることが必要です。
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