一見よさそうに見える鼻のヒアルロン酸注入ですが、一方で、鼻にヒアルロン酸を注入する場合には十分にその危険性を認識しておく必要があります。今回は起こり得る後遺症・失敗例をまとめます。
１．形が崩れる
施術経験が豊富でない医師が施術を担当してしまうと、鼻のかたちが崩れてしまう可能性もありますので注意が必要です。鼻のかたちが崩れてしまうと、顔全体の印象に大きな影響を与えてしまいます。逆に言えば、鼻ヒアルロン酸注入の施術が上手くいけば劇的に顔の印象を変えることができます。
そのため、上手な医師に施術を任せるようにすることが大切です。施術経験が豊富でない医師に施術を任せると、施術の効果を実感することができないばかりか鼻のバランスが悪くなる危険性があります。
２．腫れや内出血が長引く
プチ整形といえど意外とダウンタイムが長引く事があります。平均的には3日程度で改善していきますが、それ以上に内出血や腫れなどの症状が出る可能性がありますので注意が必要です。上手な医師は施術経験が豊富でデザイン力と技術力に優れていると共に、マイクロカニューレを使用してそれを抑えているドクターもいます。
３．鼻に注入したら左右に流れる（鼻筋が太くなる）
注入しすぎると鼻筋が太くなっていきます。前提としてヒアルロン酸を鼻の付け根に注入することは、厚生労働省の認可外の施術であり、失敗するリスクがとても高いので、施術を受けることから考え直したほうが良いです。
４．失明
最近でも韓国で起きましたが、間違って動脈にヒアルロン酸を注入されてしまったことで、組織が壊死して失明につながってしまいます。
施術経験が豊富なので患者さん一人ひとりの希望に合わせて施術を行ってくれますので、まずはまともな医師選びから始めていきましょう。
５．鼻先に入れて団子鼻になる
患者さん一人ひとりの要望に応えるだけのデザイン力と技術力をもっている本当に上手な医師は患者さんのためにならない施術は行いません。例えば鼻先へのヒアルロン酸注入は多くの形成外科認定医から否定されている手技です。やりすぎると団子鼻になってしまいます。
鼻先の治療は鼻尖縮小・鼻尖形成・軟骨移植が王道です。
良心的な医師を選びとは
インフォームドコンセントがしっかりしているドクターであれば、施術の前に十分カウンセリングを行って患者さんの希望を聞き出してくれます。患者さんが希望を言いやすいような環境を整えてくれるので安心で、さらに、カウンセリングの際に施術のメリットとデメリットまで説明してくれます。
注入系の施術には、クレヴィエル・レディエッセ・ピネハウルトラ・ジュビダームビスタ®ボリューマXCなど多くの注入の材料がありますが、それぞれのメリットだけではなくデメリットまで説明してくれる医師を選択しましょう。ムダなリスクを背負うことなく施術を受けることができます。メリットだけではなく、デメリットまできちんと説明してくれるのは患者さんのことを本当に考えているからです。
ムダなセールストークが無ければ患者さんのためにならない施術を無理に勧めてくることもありません。施術後の経過の管理もきちんと行ってくれるので安心です。人によっては施術を受けた後に腫れや内出血が起こることもあります。そのため、術後までしっかりと管理してくれるクリニックで施術を受けるようにすることが大切です。
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