術後に抜糸を行わないで済む糸を使用する場合があるそうです。
それは、大丈夫なのでしょうか?
溶解糸は1ヶ月前後で溶ける糸と4ヶ月前後で溶ける糸に分けられます。
皮膚や粘膜の縫合を行う際には、糸が外には出てきません。
ですので。長い期間維持する意味では、溶解糸は適しています。
外側の縫合、つまり婦人形成などの縫合の場合には、
糸が外に出てきて、皮膚や粘膜を圧迫します。
そのために、1ヶ月前後で溶ける糸を使用しますと、
傷跡を圧迫してしまい、細かい横線が多く出来てしまうことが考えられます。
この横線を”ステッチマーク”と呼ぶそうです。
婦人科形成で綺麗な傷にならない原因は、
溶解糸を使用している場合が多いことが原因のひとつと考えられます。
行う前には、縫合糸は何を使用しているかを医師に確認するべきでしょう。
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