隆鼻術+おでこ整形のデザインはカーブを意識して作っていく必要があります。
おでこだけを立体的に作ってもダメですし、鼻だけを高くしてもそれは成り立ちません。
横顔の美しさはおでことナジオンカーブの繋がりで判断されるからです。
おでこの形ごとに比較していきましょう。
〇眉骨が出っ張っているタイプの輪郭
男性に多いのがこのタイプでごつごつした額の印象につながります。
光が当たると眉骨の形がくっきりと出てしまうので、怖いイメージを与えかねません。
こうした場合には、眉骨の情報にヒアルロン酸注入やプロテーゼ挿入をして額中央の高さを出します。
ヘアラインからの繋がりで形成していくと綺麗になりやすいです。
〇横から見たときにおでこが斜めの崖のような輪郭
額の中央全体的にボリュームを出すようにして形成します。
崖のような額から立体感があるコーカソイドタイプのおでこを作ることができます。
おでこのヒアルロン酸注入でしたら3cc程度注入することが多いです。
以上のようなオデコ整形を行います。
その後、眉間から鼻筋までの形をつなげるために、眉間プロテーゼや鼻プロテーゼをセットで組み合わせれば横顔フルの手術が完成します。陥没した額、低い鼻、平面的な顔を改善する整形が横顔フルです。
眉間と鼻筋との段差を無くしてシームレスな形を作る方法には連結型のプロテーゼもあります。
これはよりクオリティの高い隆鼻術を行うには効果的です。
中国製や韓国製剤のフィラーは粗雑品が多いのは持続期間やFDA認可の有無をチェックすると分かりやすいでしょう。
1回当たりの値段が安くても持続しないのなら何ら意味はありません。
フィラーごとの持続期間まとめていきたいと思います↓
アティエル 韓国製→3か月
ニューラミス 韓国製→3か月
チェウム 韓国製→4か月
イブアール 韓国製→6か月
パーフェクタ フランス製→12か月
ベロテロ ドイツ製→12か月以上
レスチレンビタール スウェーデン製→12か月以上
ジュビダーム アメリカ製→1年半~2年
続いて何CC位を注入するかについてもみていきます。
額→3cc
目の下→0.5-1cc
涙袋→0.5cc
こめかみ→2-4cc
頬→2-3cc
ゴルゴライン→1cc
鼻→1cc
法令線→2cc
マリオネットライン→1cc
顎先1-2cc
フェイスライン→1cc
首のしわ→1-2cc
など注入量の目安として参考にしてみてください。
ヒアルロン酸注入は技術力が高く求められますが、形成外科専門医や皮膚科専門医などの免許の有無は必ずチェックしてください。症例写真で決めるのがNGでしょう。