失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

今回は、25年前に主流だった豊胸バッグの問題点・トラブルや現在の入れ替え術式を整理してみたいと思います。

 

種類 主な内容 当時の問題点 長期経過で起こりやすいこと
シリコンジェル 低〜中粘度ジェル 破損時に漏出しやすい、被膜拘縮率が高め サイレントラプチャー、硬化、変形
生理食塩水 生食充填 触感が不自然、波打ちが出やすい 破損時に急激にしぼむ
ダブルルーメン 二重構造 構造が複雑で耐久性に課題 内外どちらかの破損で変形
スムース表面 表面が滑らか 被膜拘縮が起きやすい 硬化、位置ズレ
旧型テクスチャード 表面粗造 種類が少なく品質差が大きい 被膜肥厚、稀に炎症反応

 

実務的に一番多いトラブルは被膜拘縮と無症候性破損でした。
20年以上経過している場合は、症状がなくても画像検査で状態確認するケースが多いです。

 

157cm身長の女性、青いショートパンツ姿

 

では、現在入れ替えの手術でよく使用されている豊胸インプラントの材料を比較してみましょう。

 

製品名 メーカー 表面 ジェル 特徴 使用感
Motiva Ergonomix SilkSurface Establishment Labs SilkSurface ナノレベル微細加工 Ergonomix 柔らかいコヒーシブ 自然な動きと柔らかさ 現在最も多い選択肢の一つ
Mentor MemoryGel Xtra Mentor スムース 高粘度コヒーシブ 上胸に張りを出しやすい 張り重視症例
Allergan Natrelle Allergan 主にスムース コヒーシブ 実績が長い テクスチャードは現在ほぼ使用なし
Sebbin Sebbin スムース コヒーシブ 欧州製 一部で採用

 

選んではいけない外科医の特徴

 

症例写真が加工強め(SNSキラキラ美容外科医)
拘縮は体質で片付ける
どの患者にも同じサイズを勧める
カプセルを触らないで入れ替える
合併症説明が5分以内で終わる
他院修正を嫌がる

などなど

 

再手術は初回より難易度が高いですし、バッグより術者の解剖理解と再建設計能力が結果を決めます。ここを語れない美容クリニック医師は避けるのが賢明な判断です。

 

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鼻整形はメニューで決めるものではありません。

綺麗な症例の真似をしても自分の骨格や軟部組織と構造が違うので、その通りにはならないです。
特に鼻孔縁挙上やストラット法はこの失敗に陥りやすいメニューで誤解されやすいですね。

 

例えば鼻先が硬く皮膚が薄い人は鼻尖縮小だけで細く見えることもありますが、実際それだけで満足する人はごく少数です。鼻の組織に脂肪の要素がわずかしかないためです。

 

多くは縦ラインと横ラインを組み合わせて初めてACRの三角バランスが整います。

まず縦のライン。鼻背から鼻先までの土台作りです。一般的な症例モデルでよくある手術パターンを比較してみます↓

 

目標 主な術式 ポイント
ストレート型 プロテーゼ+鼻中隔延長/耳介軟骨移植 鼻先の支持力が鍵
ラウンドストレート型 プロテーゼ+鼻中隔延長 高さと角度調整が重要
中顔面の陥凹改善 貴族プロテーゼ 土台から前に出す

 

次に横のライン。ここを触らないと細さは出ません。

 

目的 主な術式 リスク
鼻を細く 小鼻縮小/鼻骨骨切り 瘢痕・左右差
鼻先をシャープに 鼻尖縮小外側法 皮膚壊死・変形
鼻孔の見え方調整 鼻孔縁挙上・下降 傷跡・後戻り

 

鼻整形症例写真、横顔のバランス

 

CT評価なしで骨格を推測するのは危険です。見た目だけで術式を決めるのが失敗の入り口です。
最後に一番大事なのは医師選びです。症例数、合併症対応、修正経験。この3つを確認してください。鼻は一度崩れると修正は格段に難しくなります。ここを甘く見ると取り返しがつきません。

 

選んではない無いのは、

・皮膚科上がり女医

・形成外科専門医無し

・JSAPS所属無し

・鼻について学会発表をしたことが無い(他の医師から評価されていないので技術が低い)

・SNS美容外科医

・直美センターパート

などなど

鼻の手術は若いドクターよりも再建からちゃんと出来る外科医の下で手術を行われるのが賢明です。

 

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傷跡の凹みと、形の違和感です。凹みには真皮脂肪移植、形の修正にはVY法または逆Z法が選択肢になります。

蒙古ひだ再建ではVY法と逆Z法がありますが、それぞれの向いている症例モデルを比較してみたいと思います。

 

項目 VY法 逆Z法
涙丘露出の微調整 可能 調整幅は小さい
丸みのある目頭 得意 やや直線的
尖った目頭 やや不向き 得意
二重幅への影響 比較的少ない 目頭側が狭くなりやすい
傷の長さ 短め やや長め

 

目頭切開術のVY法と逆Z法比較

 

元の目元に近づけたいなら逆Z法、涙丘露出をミリ単位で調整したいならVY法が選ばれることが多いです。どちらが優れているという話ではなく、目的適合性の問題です。

 

それから、 真皮脂肪移植で凹みは改善できる可能性もあって、 瘢痕解除が上手な先生で組織の癒着を切って正確な固定が出来ると、 脂肪注よりも凹みに対してピンポイントでよい結果を得ることが出来ます。これも当然、形成外科ど真ん中の修正になるので、SNS美容外科医(直美)では修正自体が困難なことが多いです。テクニカル的にできない。

 

若手の先生は目頭切開はできるのに、万が一、ミスっても修正できないので責任を取れないので厄介です。

 

外科医選びで重要なのは、瘢痕解除の精度、皮弁デザイン、固定位置です。ここは形成外科的な基本手技に依存します。修正手術は初回より難易度が高いです。術式名ではなく、症例経験数、修正症例、術前説明の具体性で判断するのが実務的です。

 

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