映画0131 2024/01/05PERFECT DAYSを観て 不完全な日はない | 「久蔵」と「ヒヨコ」の日記

「久蔵」と「ヒヨコ」の日記

このブログは猫の「久蔵」と飼い主の「ヒヨコ」の日記です。
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これまでウオーキングなどの記述にPERFECT DAYを使ってきました。

この辺で役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」の映画について記述します。

 

監督・脚本: ビム・ベンダース

音楽:ビム・ベンダースが選曲

主演

平山正木:役所広司

共演

タカシ:柄本時生

アヤ(ガールズバーで働く女の子):アオイヤマダ

ニコ(平山の姪):中野有紗

ケイコ(平山の妹・ニコの母親):麻生祐未

居酒屋のママ:石川さゆり

ホームレス:田中泯

友山(ママの元夫):三浦友和

古本屋の店主:犬山イヌコ

バーの常連客:あがた森魚

バーの常連客:モロ師岡

駐車場係員:松金よね子

写真店の主人:柴田元幸

電話の声:片桐はいり

 

使用している音楽

本映画のホームページには次のように記述されています。

この映画には、平山が聴く音楽以外は流れない。

平山はかつて愛した音楽をカセットテープで聴き続けている。

新しい音楽は基本的にない。選曲はシナリオ作業中に行われた。

平山の心情を追うように、彼はここで何を聴くだろう。

テープから流れてくる小さな偶然を楽しむ彼のルーティンがここにある。

 

詳しくはそのホームページをご覧ください。

 

本映画のホームページには次のように記述されています。

こんなふうに生きていけたなら

東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、

静かに淡々とした日々を生きていた。

同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。

その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、

同じ日は1日としてなく、

男は毎日を新しい日として生きていた。

その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。

木々がつくる木漏れ日に目を細めた。

そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。

それが男の過去を小さく揺らした。

 

ここからがヒヨコの記述です。

 

ルー・リードさんの「パーフェクト・デイ」という歌があったのですね。

知りませんでした。

歌手の石川さゆりさんが居酒屋のママ役を演じるなかで常連客のあがた森魚さんのギターに合わせてアカペラで「朝日のあたる家」を歌い上げる場面が印象的でした。これは心にしみいる歌でした。

あがた森魚さんはNHKドラマ「夢千代日記」でもストリップ小屋のあんちゃんでいい味をだす役者さんでもあります。

 

定年退職して日々の暮らしの繰り返しを生きる身にとって、

この平山の生き方に共感できます。

自身の生き方を重ね合わせることができます。

 

暮らしの中に常にある物事に美や喜びを見出すことさえできれば、

何でもない日々も毎日が「完璧な日々」になります。

平山はフィルムカメラで毎日、同じ写真を撮っていました。

木漏れ日は二度と同じ光と影を表さないのです。

その瞬間を大切に過ごさなければならないといっています。

自然は日々変わります。

本日もPERFECT DAYです。

不完全な日はありません。

本日もいつもどおりに過ごしましょう。

一期一会、毎日を大切に生きて行こうと思います。

 

★★★★★

アヤ役のアオイヤマダさんは2021年に行われた「2020年東京オリンピックの閉会式」に出演しました。

樹木をモチーフとした衣装を身にまとい鎮魂の舞を披露しました。

すごい人なのです。

この映画ではガールズバーの女の子役を演じています。

 

この時に流れていたのが武満徹さんの「波の盆」です。

ヒヨコの一番好きな曲かもしれないです。

NHKドラマ「夢千代日記」、小林正樹監督の「切腹」や

黒澤明監督の「どですかでん」も武満徹さんが音楽を担当しています。

ヒヨコの最も好きな音楽家です。

 

(0131は本ブログの映画鑑賞記録の番号です)