今回は、仮面ライダーBLACKに登場したマシンたちを紹介したいと思います。
十号誕生のTVSPからは3年振り、スーパー1の放送からは実に7年振りに制作された仮面ライダー!
当時も今も、昭和ライダーの中では一番人気と言っても過言ではない作品。
仮面ライダーBLACKに登場したマシンたち
・バトルホッパー
ベース車…スズキ RA125
スズキ RH250
スズキ RM250
・ロードセクター
ベース車…スズキ GSX-R400
・南光太郎のバイク
スズキ GSX-R400
・秋月信彦のバイク
スズキ GSX-R400
バトルホッパー/仮面ライダーBLACK
ベース車…スズキ RA125、RH250、RM250
バトルホッパーはそのRAがベース。
なんで主人公ライダーのバイクが125ccなのかは謎。
まあ軽くてアクションし易いってのはあるけどね。
そして、そんなバトルホッパーのベース車は3車種。
バトルホッパーのベース車としてはRAが一番有名なんじゃないでしょうか。
バトルホッパーの足の付け根辺りにあるスイングアームピボットの形状と位地からRAだと分かります。
2つ目はRH250。
フロントスプロケットのカバー形状から、RHだと分かります。
RAのスプロケットカバーは三角形みたいな形の穴が2つなのに対して、RHのは丸い穴が4つ空いてますね。
バトルホッパーとしてはRAベースの物が前期型、RHベースの物が後期型って感じでしょうか。
只、色んなスチール写真とか見てみてもRHベースの物が殆どなので、使われた期間としてはRHの方が長かったのかも。
多分RAベースの方はもう現存してないかも知れないですね。
仮面ライダー展に展示されてたバトルホッパーもRHベースだし、フジミのプラモデルもRHベースだし。
まあプラモデルは現存してるバトルホッパーを元に作っただろうから当たり前っちゃ当たり前だけど。
そしてよーく見ると、それぞれ細部のデザインが微妙に違うんですよね。
一番分かり易いのはボディのフチのリベット(?)でしょうか。
リベットがないのがRA、あるのがRH…って覚えるのが簡単かも。
そして3つ目はRM250…というかブルーバージョンです。
エンジンを覆ってるカウルが完全にブルーバージョンですね。
っていうか本来バトルホッパーにそんなパーツないし…
51話で登場。
さすがに本当にバトルホッパーを燃やす訳にもいかないから、ブルーバージョンにバトルホッパーのガワを付けて燃やしたんでしょうね。
だから恐らくブルーバージョンは現存してません。
多分だけど、この時もうブルーバージョン自体は壊れて動かなかったんじゃないかな?
それならスーパー1の時も途中からSP370がベースのブルーバージョンになったのも納得出来るし。
ロードセクター/仮面ライダーBLACK
ベース車…スズキ GSX-R400
そんなこともあって、ライダーマシンもフルカウルのSSをベースにする時代に!
南光太郎のバイク
スズキ GSX-R400
因みに、ブラックサンのバイクはよくGSX-R250と間違われるけど、間違いなく400。
この時期のGSXは250と400とでカラーリングが滅茶苦茶似てるから間違えるのも仕方ないけどね。
よーく見るとシルバーのラインの入り方とかが違います。
秋月信彦のバイク
スズキ GSX-R400
当時のスズキはよっぽどGSXを売り出したかったのか、80年代の東映特撮はGSXの登場頻度が尋常じゃない。
あぶない刑事なんかにもGSX-R750がよく出てたしね。
因みに、信彦役の堀内さんはあぶない刑事にも準レギュラーで出てます。
あぶない刑事の方がBLACKよりも出番多いかな?笑笑
という訳で、仮面ライダーBLACKに登場したマシンたちでした。
ここで仮面ライダーBLACKの謎について少し。
それは、信彦役の堀内さんの出番の少なさ。
そもそも、当初大々的に行われた公開オーディションのグランプリが倉田さん、準入賞が堀内さんでした。
にも関わらず、本編での信彦の扱いが雑過ぎる。
つまり、「堀内さんの出番は止むを得ず減らされた」可能性が高いということです。
その所為か、BLACKの終盤は不自然な程回想が多い。
でも、その真相は未だに明らかにされないまま。
一番有力な説としては、「本来主演は堀内さんで決まっていたけど、大人の事情で後から倉田さんに変わった為、堀内さんが東映と揉めた説」。
倉田さんが東映俳優センターに所属していたから、上からの後推しで主演に決まった…って話もBLACKのBlu-ray特典の座談会でしてたしね。
BLACKは今でも滅茶苦茶人気だし、自分も大好きな作品だけど、やっぱり信彦が空気なことと回想が多過ぎることは不満点かなぁ。