許されることがうれしくて
怒られることがうれしくて
気にかけてくれるのがうれしくて
わたしはあなたの
一歩うしろを歩く

潮風が髪をなでるけど
砂が足にからむ感触が
ここちよくて

あなたの眼をみて
恥ずかしくてそらす
あなたは笑って
手を差し伸べてくれるから





あしたの約束
あさっての約束
当たり前のようで
それだけで嬉しい




春の月夜をあるく
海から吹く風は
まだ冷たくて
恋に傷ついたこころ
すこしだけ痛んだ




となりを嬉しそうに歩くあなたを見て
胸が熱くなるわたし

それを知らないあなた
羨ましいほどに
純粋なあなた







この降り続く雨がやんだころ。
ぜんぶを
ゆるせるようになっていれば……
きみのことも
ぜんぶ。