グランドシネマサンシャイン池袋で「インランド・エンパイア」4Kレストア版を観終えて外に出たら、いつもより外が明るく感じたな。‬
‪劇場で観るのは公開当時に恵比寿ガーデンシネマで観た以来の今回だったけど、凄まじい没頭感の中で物語をしっかりと楽しむ事が出来て、あまりにも最高過ぎた。‬

‪意味を求めるとよく分からない反面、ポイントでしっかりと物語を回収しているように感じられたし、悪夢の深淵の果てへとどっぷりと浸かりながら観る物語がまた抜群の面白さだった。‬

物語が始まってからの引き込み具合が抜群の素晴らしさで、すんなりと入って行けたし、この映画を観ながら「マルホランド・ドライブ」と紡いで行く事で、より没頭する事が出来た。

ある種「マルホランド・ドライブ」から紡がれているように感じる所もあれば、デヴィッド・リンチ監督作品に於ける脈々と流れ行く物をしっかり感じる事も出来たから、あまりにも最高過ぎた。‬

‪一部出演者が「マルホランド・ドライブ」と被るので、「マルホランド〜」で撮られていたはずの行く末がここにはあるようにも感じられたし、「マルホランド〜」での夢と現実の現実を夢として描いているような面白さがたまらなく良かった。‬

特に物語の中での音楽の使い方、その演出の素晴らしさはたまらない物があったし、音楽にこだわりのある監督だからこその圧倒的な美を言葉じゃない所で描いていたのがあまりにも素晴らしくて。

あの暗さというか、闇というか、暗さが深まれば深まる程、夢の深まり具合が凄まじい事になって行ってたし、暗さというか、闇というか、その深淵で夢を見る事の面白さがそこにはあった。

暗さが何処までも深まり続ける事で、時に感じる光がより印象的になっていたし、暗さだったり、その闇の深淵の先でデヴィッド・リンチ監督の創造力や想像力が何処までも果てしなく深まり続けて行くあの凄まじさには、映画を観る至福がここにあると言っても過言ではない素晴らしさがあふれていた。

ある種、暗さが深まれば深まる程、デヴィッド・リンチ監督の想像力と創造力が夢として全てを蝕んで行くかのような圧倒的な空間は、暗さを手にどこまでも果てしなく没頭する事が出来たし、そのおかげで物語の深淵へと触れる事が出来て、全てが最高でした。