ユーロスペースでレオス・カラックス監督「ボーイ・ミーツ・ガール」を。‬
‪モノクロならではの美しさ、画の構図の素晴らしさを楽しみながら、時に音楽的に、時に哲学的に語られて行く物語が抜群の面白さ。‬
‪レオス・カラックス監督の原点と、脈々と流れ行く物を体感する事が出来て最高だった。‬
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モノクロならではの研ぎ澄まされた美しさの中で描かれて行く物語は鮮烈で、引き込まれずにはいられない凄まじさが溢れていた。
原点にして、揺るぎなき物が至る所で感じられたし、
レオス・カラックス監督の作家性、芸術性をしっかりと体感する事が出来たように思う。

現実と夢の狭間でモンタージュして行くかのように紡がれて行く物語は、途中から淡々としているように感じたりはするけども、所々で心に留めておきたくならずにはいられない数々の台詞を通して、物語の深淵に触れて行く哲学的な面白さは、たまらない物があった。

レオス・カラックス監督作品ではお馴染みのデヴィッド・ボウイと、何度観ても最高だなと思うデッド・ケネディーズの使い方は音楽と映画の最高の関係性がここにはあるし、タップダンスで鳴り響かせるその音色が躍動する事で物語の語り部となっていたあの場面がまた最高だった。

ゴダールの影響だとか、ヌーヴェルヴァーグ的な古き良き物を感じながらの、レオス・カラックス監督の作家性、その深淵をどっぷりと体感する事が出来たし、映画のこれまでと、映画のこれからがここにある素晴らしい作品でした。