今日はヒューマントラストシネマ渋谷で「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ」を。
東京ロッカーズの生々しさ、そのリアルな姿と熱量をしっかりと物語に焼き付けて行きながら描かれて行く人間模様が抜群の面白さ。
色褪せる事のない格好良さとその輝き、物語の面白さは2026年の現在だからこそより深く響く物があって、全てが最高だった。

シーンとしての東京ロッカーズ、そして地引雄一さんの自伝という所で物語を体感するあの面白さは格別な物があったし、物語に登場するバンド達、登場人物それぞれがとても魅力的に描かれていたのが素晴らしかった。

個人的に東京ロッカーズは後追いでは触れているのだけれど、レックさんと中村達也さんの2人になってからのFRICTIONは一時期よくライブに観に行ってたし、スターリンは遠藤ミチロウさんが還暦の時に演ったTHE STALIN Zでライブを観ていたので、この映画於けるライブの熱量の再現の素晴らしさはたまらない物があった。

スターリンを土台にしたバンド、解剖室のライブシーンには思わず爆笑したし、それは実際に演ってた事だけど、こうやって観ると改めて最高だなと思ったし、その魂や志にしっかりと寄り添っている上でのパフォーマンスと物語の描き具合が最高にカッコ良かった。

衝撃を受けて行動して行くその姿と行いに釘付けになりながら観て行く中で登場する吉岡里帆の演技とその立ち振る舞いの素晴らしさは、憧れを感じずにはいられなかったし、人と人を結び付けて行くその姿や関わりを持つ中でのその人ならではだからこその居心地の良さを感じる事が出来たのが、たまらなく良かったな。
後にバンドを組んで行くその過程と、その描き具合もまた素晴らしかったしね。

シーンとしての東京ロッカーズは影響力を持って行く中でいろんな人が集まって来るその過程に登場する人達との駆け引きの面白さはとても見応えあったし、ハマケンさんの存在感の濃さを実感せずにはいられないあの演技が最高だった。

音楽に纏わる事を語る数々のその事柄は、音楽に於ける理念や志を感じるのと同時に、そこには生き様があるからこその姿が感じられたのがたまらなく良かったし、語られて行くその想いや理念は、時を超えた所で普遍的な所で語られていたのがあまりにも最高過ぎた。

険悪な雰囲気が流れる中でのその一言から無茶振りされて行くその姿と光景には思わず笑ってしまったけど、これだよね!って言うあの最高ぶりを体感出来たのがたまらなく良かったし、音楽の根源的な所での面白さを存分に感じられた事がとても嬉しかった。

何気なく過ごす時間の中での会話の面白さや、その物事を動かして行く事でのわくわく感だったり、瑞々しい青春映画としての面白さをしっかりと楽しめたし、その物事や環境の変化で生まれる軋轢だったり、生きる苦さが滲むその瞬間の遣る瀬なさのリアルは、いつの時代にもある人間模様がそこにはあって。
とても身近な所で丁寧に人を描いている映画でもあった。

現在を生きているからこそ、生き様を焼き付けて行くその瞬間を丁寧に捉えているからこその魅力や面白さがここにはあったし、常に現在を追い続けて行くその魅力的な姿や瑞々しい熱量を体感出来たのがたまらなく良かった。

特に数珠つなぎのように描いて行く物語の構造は、普遍的な所での理念や信念を感じる事が出来たし、格言でもある、心に留めておきたい言葉が所々であった所に思わずグッと来る物があった。

しかしながら中村獅童の怪演ぶりというか、あの強烈な存在感には思わず笑ってしまったし、狂っていて最高だった。
でもそこで語られる理念や信念は、時を超えた所で絶対的な物と化しているからこその素晴らしさがそこにはあるし、音楽に触れる上でも生きる上でも大事にしておきたい所でもあったからこそ、あれはとても良かったな。

あの時間を一緒に過ごしたからこその人間模様の面白さ、魅力的な人達の素晴らしさがそこにはあったし、それは2026年の現在も変わらぬ所での普遍性が兼ね備えられているからこそ、抜群に面白い映画だった。

劇中に登場する地引さんの写真を見て、東京都写真美術館とかで展覧会とかやってほしいなと思ったし、スマートに洗練された現在を捉えて焼き付けているからこその素晴らしさがそこにはあって。
そしてその事をトモロヲさんが監督として、それをしっかりと受け継いで描き切っているからこその映画の面白さが溢れていたように思う。

懐かしさとかそう言う事ではなく、その時代の現在を捉えてその出来事や心情をリアルに描く事を丁寧に行なっているからこそ、時を超えた所で人を描く事の面白さと音楽が鳴り響くカッコ良さは、揺らぐ事のない絶対的な物であるという事を改めて実感出来て、全てが最高でした。
また観に行きたいな。