昨日はMy Bloody Valentine@東京ガーデンシアター初日のライブを。

最高にカッコ良かったし、観ていて心躍る場面が沢山あった反面、バンドとしては本調子ではないのかな?と思ったし、最後は本来ならもっと踏み込んで行けると思うからこそ、まあ...みたいな感じですね。

でも観れて良かった。


今回も最前列で観れたんだけど、耳栓しなくても余裕だった。

でもバスドラの音圧が凄まじくて、最後はその音圧がバンバン身体で受け止めていたので、とても良き体感だった。


音圧的には耳栓無しでも大丈夫で、一つ一つの歌と音がきちんと分離した上で調和する音響設計の素晴らしさは格別な物があった。


シンプルにロックバンドとしてのマイブラを楽しむ事が出来たし、シューゲイザーがどうとか近年言われてる感あるけど、バンドの土台としての演奏の格好良さ、その素晴らしさを存分に堪能する事が出来た。


「loveless」の曲達が披露されて行く中で、甘く優しく美しく空間に溶け合って行くような音像の素晴らしさには心躍らずにはいられなかったし、どの曲だったかは忘れたけど、間奏の区切りの所で手数の多いドラミングが繰り返されて行く事で、どんどん深まって行くあの格好良さがあまりにも最高過ぎた。


繰り返す事でよりその格好良さ、素晴らしさが深まって行くという所では、「Cigarette In Your Bed」でのケヴィン・シールズのギターがあまりにも最高過ぎた。

シンプルに繰り返すからこそ何処までも深まって、最後駆け抜けて行く格好良さが圧巻だったし、とても美しくもあったなと。


ケヴィン・シールズがギターを弾くその手元をしっかり観れてとても嬉しかったんだけど、その手元を見ていると割とシンプルに弾いてるんだなと思ったし、音の作り込み具合に対するこだわりの凄まじさの反面、そのシンプルさがバンドとしての格好良さ、素晴らしさとしてそこにはあるからこそ、マイブラの凄さを改めて実感する。


今回は「MBV」の曲が増えていたけど、そのおかげで「MBV」の良さを深める事が出来たし、バンドとしての密度の濃さを堪能する事が出来て嬉しかったな。


4作品から割と満遍なくセレクトされたセトリだったと思うんだけど、原曲をしっかりと現在へ発展させていたからこその格好良さがそこにはあったし、演奏の強度をしっかりと感じられるあのアグレッシブ感最高だった。


個人的には「Isn't Anything」の曲達が進化と深化を遂げて、音の強度が格段に増したあの格好良さがあまりにも最高過ぎたし、ちゃんとそれぞれの曲達をアップデートされているあの素晴らしさはたまらない物があった。


「Isn't Anything」に入っている、あれは「Nothing Much To Lose」での、

特に間奏でのリズム隊の格好良さはまるでメタルみたいな凄まじさが溢れていたし、キレッキレにアグレッシブに爆裂して行くあの展開は釘付けにならずにはいられなかった。


ケヴィン・シールズの手元と同様にリズム隊に釘付けにならずにはいられない場面が多々あったし、シューゲイザーは俯いてどうとかよく聞くけど、それとは真逆のアグレッシブな演奏が最高にカッコ良かった。だからこそマイブラの世界観は何処までも発展する事が出来るのだと実感する。


「To Here Knows When」で最初上手く行かなくて演り直して、演奏展開して行ったんだけど、この音像の中で全てが溶けて行くような美しさ、世界観の素晴らしさはたまらない物があったし、思わず心がキューっとなってしまうあの極上ぶりがあまりにも最高過ぎた。


間奏の区切りで手数の多いドラムが繰り返される事でその凄まじさがどんどん引き上げられて行く展開があったのは「Only Shadow」で良かったはず。

音の強度、密度の濃さが尋常じゃなく素晴らしかったな。


「SOON」も相変わらずの素晴らしさだったけど、アルバム「loveless」の世界観が突出する事なく、それぞれの曲の世界観、マイブラならではの世界観を2026年の現在にしっかりと提示しながらの演奏だったから最高だった。


「Wonder2」が始まって、「MBV」を聴いていてあまり意識していなかったドラムンベースぶりに、そういえばケヴィン・シールズが90年代にアルバム作る時に取り組んでいた事の一つがこれだった事に、ふと我に帰りながら、その紆余曲折や時代がこうやって現在に繋がって行く事の素晴らしさが溢れていた。


「Feed Me With Your Kiss」での格好良さ最高だなと思いながら体感していたけど、演奏が噛み合わず、後に何度かその都度演り直す事になって。

演り直し方が格好良かったから、楽しむ事が出来て良かった。


「Feed Me With Your Kiss」で演り直すのを観ていて、ドラムの人が音に埋もれてしまって、自分の居場所が分からなくなってしまっているように感じた。

それがリハが押して開場が遅れた理由の一つなのかな?と勘繰ってしまう。

あのドラム最高にかっこいいと思うんだけど、時に何かに引っ張られてしまう所が見受けられる所はある。


「Feed Me With Your Kiss」で、その都度演り直す姿と演奏には満足はしつつも、最後にマイブラのハイライトであり、クライマックスである「You Made Me Realise」でのノイズパートを体感していると、その前の演り直しが無ければもっと踏み込んだ演奏が聴けたように思えてしまったし、加速する事なく既に着地してた感があって。


でもノイズパートで、バスドラの音が銃のように身体に撃ち込まれて行くような響き具合をしていて、凄まじいその音圧を楽しむ事が出来たのはあまりにも最高過ぎたな。


「You Made Me Realise」の格好良さには、なんだかんだ言いつつ満足してはいるけども。

あのノイズパートを体感出来るだけでも嬉しい事ではあるけども、前回や前々回と比べてしまう所はどうしてもあるので、決して悪くはないけど、突出してはなかったかなと。


「You Made Me Realise」での演奏の格好良さは圧巻だったし、今回はバスドラ以外は割と落ち着いた感じのノイズパートではあったけど、音像のボトムの太さだったり、個々の演奏、その歌声や音色をしっかりと分離させて一つにまとめていた音響の素晴らしさを存分に堪能出来たので、それはとても良かった。


シューゲイザー以前にシンプルにロックバンドの格好良さが際立っていて、マイブラの素晴らしさを語る時に、その一言があれば充分だよなと思う。


一部の所でまあ、良くも悪くもライブだからねと言う感じにはなってしまったけど、全体を通して観るとライブ自体はとても良かったし、マイブラの世界観を深めながら観る事が出来て良かった。

でももっと踏み込んで行けると思うからこそ、また次回来日する機会がある事を願うばかりだし、その時に改めてマイブラの真骨頂ぶりを体感出来たらと思います。