今日は渋谷ユーロスペースで開催中の塚本晋也監督長編中編全作品一挙上映から、「鉄男THE BULLET MAN」を。‬
‪8Kリマスターに(上映は2K)バージョンアップしたおかげなのか、作品の強度が増して、凄まじい爆音と狂気と鬩ぎ合う攻防戦を存分に浴びながら体感する物語が抜群の面白さで、全てが最高だった。‬

‪ユーロスペース1での爆音での上映の素晴らしさは前にも他の作品で体感しているので、よく分かっているけども、8Kリマスターされた事で確実にバージョンアップして、作品としての強度が格段に増していたし、映画を通してリアルな臨場感が凄まじい事になっていたのがあまりにも最高過ぎた。‬

‪鳴り響く爆音の中で時にその音圧を感じながら描かれて行く物語の面白さを楽しみつつ、タイトルロールの所で鳴り響く爆音からその音圧が足元から伝わって来ていたのがヤバかったし、たまらない物があった。

この作品を‪久し振りに観ると「鉄男」シリーズを受け継ぎながらの、シンプルで割と王道な物語なんだなと実感しながら観る事が出来たし、"都市と肉体"という所を軸にして描かれて行く面白さを体感しながら観る事が出来たのが最高だった。

‪塚本晋也監督演じる役柄から、塚本晋也監督作品に脈々と流れ行く物を感じ取る事が出来たし、この作品を社会と繋げた時に、2024年の現在だからこそ哲学的な問いが成り立つようにも感じたし、SNSの現状を思えば、非常にリアルでスリリングな面白さが溢れていた。‬

‪そして派手なドンパチや容赦無い暴力描写が凄まじい勢いで襲い掛かって来るような、思いっきり喰らわせて来るあの描き具合があまりにも最高過ぎたし、闘いながら向き合う中でのそこにいる物の正体というかその核心は2024年の現在に観ると、現代社会のど真ん中を完全に突き抜けて行く凄まじさが溢れていて、只々素晴らしかった。

8Kリマスターされた事で、パワーアップして新たな息吹が吹き込まれていたように感じたし、語られるその台詞は2024年のこの社会だからこそ重みを持つ所があったりして、映画も生き物だなと改めて思います。
観終わった後の深い余韻がたまらない。

塚本晋也監督の過去作から受け継がれている物もあれば、後に最新作「ほかげ」に至るまでの社会を描く事がとても腑に落ちる物があったし、何よりもこの作品を思いっきり喰らいながら浴びるように体感する事が出来て、全てが最高でした。
ユーロスペースの音響で観れるのは貴重な良い機会なので、お時間合う方は是非観てほしいと思います。