ルンのケーキ屋さん日記(6)
ルンのケーキ屋さん日記
第6話「おはよーー!」
という元気な二人の女の子の声が次の日の朝、ルンの家の前から聞こえました。
そうです、クンの双子の妹の、ミミちゃんとモモちゃんがちゃんと手伝いに来てくれたのです。
二人とも、昔の泣かされてた頃のクンに似た、小さくて丸い顔で、ちょっと離れた大きな目の可愛い女の子達です。
「ルンのお手伝いにきましたぁ!」「きましたぁ!」
そして赤いリボンをしたお姉さんのほうのミミちゃんが、ちょっと遠慮がちに聞いてきました
「それでね、あのね、お兄ちゃんが言ってたんだけど、あの、ちゃんとお手伝いしたら、あの、おこづかい、、、もらえるって、、、」
ミミは最初にはっきりさせておくところなんかは、お兄ちゃんのクンよりよっぽどしっかりしてます。
「うんうん、当然でしょ、今日1日で二人に30☆づつあげるね」
「え!ほんと?やったぁ、わーい!」「わーい!」
ピンクのリボンをつけた妹のモモちゃんはお姉ちゃんの真似をするだけです。
さて、その後は3日前と同じ作業のくり返しです、今日は倍の120個のアップルパイを作ります。でも2人の手伝いがあったので、お昼過ぎには120個のパイが全部用意できました。
おとなしい方のモモちゃんが最後に全部のパイを葉っぱで包んでいたのですが、それはそれはきれいに、しかもしっかりと包まれていました。ルンがやるよりずっときれいです。
「ふーん、モモちゃんってただのおとなしい子だと思ってたらこういうの得意だったんだ」
そして全部が終わるとルンは貯金箱の中から10☆銀貨を6枚出してそれを3枚づつ二人に渡しました。
二人は全く同じしぐさでそれをポシェットの中に入れました。
「またアップルパイを作る時はお手伝いしますから、かならずよんでくださーい」「よんでくださーい」
と言うと二人はお日様がちょっと傾きかけた山道を帰って行きました。
ルンは二人を見送るとさっそく机に向かいました。
「さあて、さて、じゃあ日記をつけるかな! えーとパイ120個がどうしてできたかというと、リンゴ120個、これには昨日のクンにあげた分も、入ってて、それから小麦粉一袋分と砂糖1袋分、それからぁ、、ここが大事よね、今ミミちゃんとモモちゃんに上げた60☆は、、パイを作るのに必要なお金だから、やっぱり銀貨が60☆分も、パイに変わったって事よね」
ルンは日記をつけるのにだいぶなれてきたようです。
「じゃ、これでいいんだ!あ、でも今回からは」とルンは表の右の上に、わかりやすいようにと、”もともとこうだった”という題名をつけ、左には ”いまはこうなってる”という題名をつけました。そして、”もともと” と ”今” の合計が同じにならないとおかしいので、それぞれに合計を書くようにしました。
















かすみそうの月、10番目の日

(いまはこうなってる) (もともとこうだった)
貯金箱のお金 20☆ 果物屋さんに払ってない分 300☆
小麦粉半袋 50☆ お母さんから借りた分 300☆
砂糖半袋 50☆ ルンが自分で出した分 200☆
アップルパイ120個 880☆ ルンが儲けた分 200☆
合計 1000☆ 1000☆

















「明日もまた、みんな買いにきてくれるかなぁ、、」
ルンのケーキ屋さん日記(5)
ルンのケーキ屋さん日記
第5話クンはルンの幼なじみの男の子です。小さい頃は毎日いっしょに遊んでいました。けんかもしました。でもけんかになると必ず気の強いルンが勝ちました。ルンはいつも泣いて家に帰っちゃうクンの家に、何回ごめんなさいを言いに行ったかわかりません。
でも最近けんかはしません。だってクンの方がルンよりずっと大きくなっちゃったし、腕なんかルンの倍ぐらい太いんです。
そんなクンがルンの家にやってきて、こう言いました。
「ルン、俺見たぞ、お前がヒーヒーいいながらリヤカーで荷物運んでるの、あれさ、これからは俺がやってやるよ」
昨日はケーキ屋さんこれからもがんばるぞ!とお日様にちかったルンですが、実はあの山道を荷物をつんでまた上らなければならない事を考えると、ちょっと暗い気分にもなっていたところです。
「クン、ほんと?うれしい!じゃあさ、一回やってくれるごとに20☆あげるよ!」
「何言ってんだよ、俺はルンからお金なんかもらわないよ!」
「あのさ、クン、知ってる?大人の世界じゃさ、お手伝いするときって、かならずお金をわたすもんなのよ!クンはもう大きい子でしょ?小さい子じゃないでしょ?」
「おう!俺はもう大きい子だよ!背なんかもうオヤジより高いんだぞ!知ってるかぁ?」
「じゃあ、お金をもらいなさい!」
「え、、そうなのか、、、じゃあ、しかたないけど、、でも言っとくけど、お金が欲しいからやるんじゃないからな!ルンがあんなふうにヒーヒーいいながら荷物はこぶのがかわいそうだからさぁ、、、」
「はいはい、わかったわかった」
ルンはさっそく貯金箱のお金の中から520☆クンにわたしました。
「じゃあ、これでリンゴ60個と小麦粉1袋と砂糖1袋買ってきてね、残りの20☆はクンの分だから」
「おう!じゃ、行ってくらぁ!」
クンはものすごい勢いでリヤカーを引きながら山道をかけ下りて行きました。
貯金箱には80☆残っていたので、とりあえず、これだけでもお母さんに返そうかな、と思っていました。
しばらくするとクンが帰ってきました。びっくりするほど早かったです、やっぱり。
でもリヤカーを見ると60個入りのリンゴの箱が2つも積んでありました、あれれれ?
「いやさー果物屋さんのおじさんがさぁ、今日のリンゴはとくべつおいしいのが入った、って言うんだよ、次はいつ、こんなにおいしいのが来るかわからないんだってさ、それでルンのためにさ、2箱買っちゃったよ。へへー!」
「まったくもう、、すぐそういうの信じちゃって、、あれ、でもお金1箱分足りなかったでしょ?」
「うん、その分はね、アップルパイが売れてからでいいってことにしといたから。どお?俺もなかなかやるでしょ!」
「クン、そうやって勝手に自分で決めないでよ!そうしたら昨日の倍の120個アップルパイ作れっていうの?そりゃ売れるとは思うけど、でもルン、いそがしくてたおれちゃうよ!」
「え、、、そか、、ご、ごめんなルン、、、どうしようか、、じゃこれ」
といってクンは荷物運びで黒くなった手にキラキラ光る20☆をのせて、ルンに返そうとしました、なのでルンは急に子どものころ、クンをいじめちゃった時の事を思いだして、ちょっとかわいそうになりました。
「いいよいいよ、クン、ありがとう。それはクンのだから、そのかわりこれからもずっと荷物運びはクンがやってよね?」
とルンはにっこりわらいながら言いました。
「お、おう!勿論だよ!俺にまかせとけよ!あ、そうだじゃあ、パイ作るのさ、明日、妹2人に手伝わせるよ、ぜったい来させるからさ!」
と言い、クンはスキップしながら帰って行きました。
「さあて、じゃ、日記を書こうかな、クンのせいでちょっとめんどうなことになったなぁ、、まず今持ってるのが、お金が80☆、リンゴが120個で600☆分でしょ、それから小麦粉がこないだの残りと合わせて1袋半で150☆分、で、砂糖も同じで1袋半で150☆分か、あ、でもクンに20☆上げたのはどうすればいいんだろう?」
ルンはしばらく考えました。
「そうか!わかった、それもリンゴや小麦粉や砂糖を買うためにかかったお金だから、とりあえず一番重いリンゴの値段に入れちゃえばいいんだ、だからリンゴが120個で620☆だな」
全部足してみると1000☆になりました。
「それでぇ、もともとこれは、ルンが出した200☆、お母さんから借りてる300☆、昨日ルンがもうけた200☆、、、それから、あ、そうか果物屋のおじさんにまだ払ってない分が300☆だ、で、足すと、おおお、1000☆だ!よかった!」
















かすみそうの月、9番目の日

貯金箱のお金 80☆ 果物屋さんに払ってない分 300☆
小麦粉1袋半 150☆ お母さんから借りた分 300☆
砂糖1袋半 150☆ ルンが自分で出した分 200☆
リンゴ120個 620☆ ルンが儲けた分 200☆
















ルンは「わたしやっぱり、かなり頭いいかも!」と思いました。
Living On A Prayer

I like Phoenix. Sometimes It’s too hot, or I should say, usually too hot. But I love its tropical atmosphere, tidy streets and laid-back life style.
The unique landscape is also a big attraction of the city. There is a huge rock called “The praying monk” which I saw form the hotel located in the middle of the city. It surely looked like a monk praying but I think it is unusual for
Americans, who are mostly Christians, to give such a name to the landscape.
Jay was our sales representative in Phoenix area. His outfit was always cool and trendy. He drove red convertible
which was also so cool, and always spoke a lot with his cheerful Chicago accent.
At that night, he took me to his favorite rib restaurant, then to his favorite bar. He had cocktail called “Hurricane”. I
tried a sip of it, but it was too strong for me and it surely was like hurricane.
After he had some glasses of “Hurricane”, I started to worry, because he was my ride. But he just said “No problem! I always have some “Hurricane” after work. Don’t worry”
Then he took me to my hotel driving on Camelback Road at 70mph.
The next morning, Jay’s phone call woke me up.
“Good morning. Ah,,,,how did you go home last night?”
“Huh!?”
“I mean,,,, I drove you back to the hotel, didn’t I ?”
“Yes, you did,,,,,.Hey ! Don’t tell me you,,,”
“No, no, no! Off course, I remember everything clearly, but I just wanted to make sure!”
“Make sure ?”
“Never mind ! See you at the store at ten. Don’t be late! Ha ha ha!, bye!”
I was sure he was actually too drunk to remember anything about the night before. The reason I survived from drunk
driving was that the monk was praying during my way back to the hotel. The desert city monk blessed even an
unfaithful Buddhist like me.
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