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かぶり厚の基準


まず基準となるかぶり厚ですが下の表を参考にします。

そして1番右の数値は絶対に守らないといけない数字になります笑い泣き





かぶり厚を守らないとどうなる?


鉄筋が何cm以上コンクリートの厚みに守られているかになるんですが、これが全然守られていないと鉄筋が錆びて爆裂現象と言うことが起こりますびっくり

コンクリートの厚み(かぶり厚)が薄くなればなるほど鉄筋を守ることができないので注意してください!!


これが起こると基礎がひび割れします!

最悪な場合は家が崩壊!?なんて事もあるかも知れないです笑




一般的な基礎は30年しか持たない?


一般的?ローコスト?の基礎は30年しか持たないと言われているのは先ほどのかぶり厚をきちんと守った場合になりますが、それより長持ちさせようとするとかぶり厚をさらに増す方法やセメント比を変えて18→30N/mm2まで上げると基礎の鉄筋が錆びるのを遅らせて100年とか使えるような基礎になりますウインク


なので基礎の耐久年数を上げる=かぶり厚を増やす、セメント比を上げる。それ以外にもありますが、その辺が手っ取り早いですニヤリ




かぶり厚のチェック


ベースコンクリート

捨てコンの上にサイコロと言われるスペーサーを確認して60mmの確認口笛

もちろん1番下にある鉄筋の上に乗っているかも確認が必要。

そしてダブル配筋の上筋、下筋の距離もかぶり厚がとれていますニヤリ




排水管

こちらは排水管になっていて、基礎外側の土の中に出てくるので60mmの確保!

ギリかな?笑




まぁいけてそうですね。多分!

おそらくこちらは土に接しないので40mmでいけると思いますニコニコ




水道管の穴

こちらは給水や排水を基礎の中を通過させるための穴になるので土に接しないので40mmあれば大丈夫ですニヤリ




立ち上がりの外枠

こちらも40mm確保されています!

ここで注意が必要なのは白いスペーサーを取り付けているので問題なさそうなんです!!



実は斜めにかかっているフック状の鉄筋が1番外側(左の型枠側)に来てるの分かりますよね?

なのでここから40mmあるか確認が必要ですウインク

しかもここもちゃんと結束されているのでコンクリートを流しても動くことは無さそうですね!



ここで問題のあるパターンがあります!!


下の写真見てください!

フックと外枠が10mm程度しかありません笑い泣き

かぶり厚が10mmなので建築基準法違反ですね笑

いくら主筋(画像の上から下にある鉄筋)にスペーサーがあって意味ありません。



対策としてはきちんとフックからのかぶり厚を確認するかフック式じゃないタイプを使用するかです。




ベースコンクリートのかぶり厚

これはベース配筋の上のかぶり厚にもなっていて、鉄筋に黄色のマーキングがしています。


基礎伏図を確認すると捨てコンから250mm、地中梁の部分だと350mmですニコニコ



もしご自身で配筋のチェックする方は間違いがあれば早く監督に伝えてくださいね!

コンクリートが流れてしまうと分からない部分になりますので笑い泣き