前回記事はこちら



そしてこの記事のタイミングで色々と追加で調べていて分かった内容の記事になるんですが。

内容は前回とそこまで変わってないです。

深い話になるだけなんですニヤリ


※参考にしたのはこちら

https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/ldg/wink/ssl/wink_doc/m_contents/doc/FREE_PARTS/kanki_kiso1.pdf




  ファンの違い

シロッコファン

・風量は少ない

・圧力が高い

・逆回転にしても風向きは同じ



プロペラファン

・風量が多い

・圧力が低い

・逆回転できるものがあるが、羽の形が違うので風量が落ちたり音が大きくなったりする。





  圧力が高くなると?

静圧が高くなると、室内側の圧力が高くなるのでファンの力が弱いと風量が弱くなる。





  どれぐらい風量が落ちる?

少し分かりにくいがプロペラファンは静圧が高くなると風量が一気に落ちる。

これは居室にプロペラファンをつけた時にドアが開いていないと圧力が高くなるのでその分の風力が落ちる。


その点でシロッコファンは落ちにくい。

でも欠点としたらドアが開きにくくなると思います。

レンジフードも似たような感じですよね?あれもシロッコファンなのでガーン




  静圧(圧力)を下げるには?

メーカーに確認したらφ100の穴が開いているので、倍の200cm2ぐらいの開口が理想みたいです。


ドアのアンダーカットが70cm×1cm=70cm2になります。

残りは130m2ですが。


第三種換気の給気口のようなものをつければ100m2になるのでほぼ理想の風量があると言うことになります。




  風量が落ちる原因は他にもある?

カタログのページをみると

開放換気量と有効換気量があります。

開放はファンのすぐ横の風量で、有効はダクトや換気フードの抵抗を計算したものになります。



もう少し詳しくしてみるとこんな感じみたいです!

我が家は居室から廊下を天井でダクトするので3mぐらいの負荷で計算されます。

(曲がり1m2箇所+直管1m)




  実際のカタログ値で見てみると

実際のカタログにはこのような風量、静圧、パイプ長さのグラフがあるのでそれらから計算します。





シロッコファン(強運転)




開放風量が100m3/hなのに対して10mのダクトだと100m3/hで変わらないことが分かります。

しかもシロッコファンのグラフを見ていると50mのダクトでも風量が弱まらないとことが分かります。





プロペラファン(強運転)




こちらは10mのパイプに対しては100m3/hから85m3/hまで下がるという結果になりましたが。

実際は壁付けなので、この数値とは違う結果になりますが。

どっちみちドアのアンダーカットだけでは開口部が不十分なので風量が落ちることが分かります。




  パイプファンの他の使い方は?

先日、フエッピーさんの記事を見ていたら冷蔵庫の上の壁に付いていました!!

しかもその壁の反対側は玄関ホールみたいです。


これの位置としたら玄関のコールドドラフト対策でキッチンの暖気を送るってことですが。

特に冷蔵庫は上に放熱することが多いのでその熱を送ってるというのと、夏場にキッチン周辺は熱を発する家電が多いので不快になりやすいからそれの対策かな?って思いますウインク


しかもそれ以外にも何箇所か取り付けしてるみたいですね笑


ここは居室と違いそこまでの風量はいらないと思うので弱運転だと1.3W/hで27円/kWhで計算すると1ヶ月で25円程度になることが分かるので。

初期費用はかかりますが、家の中が快適になるのは間違いなさそうですね口笛