時は移ろふ | そうではあるけれど、上を向いて
 おとといの朝、かつての勤務先の先輩から、一緒に所属していた当時の課長(後に局次長まで昇進)が昨年亡くなっていた、とのメールが届きました。

 バブルが弾ける直前、某私大法学部4年生だったワタシは、

 「この好景気ならばナンとかなるべ。」

 と民間企業への就活もせずブラブラしていました。

 心配した親友 I 君から勧められるまま、何の準備もせずに受験した某政令指定都市に採用され、社会人生活をスタートさせたのがちょうど25年(4半世紀)前の4月。

 駆け出しだったワタシの最初の上司でした。

 スマートな方でしたが親分肌なところもあり、同僚からいわれなきイジメを受けていたワタシを心配して、通常、最低3年のサイクルを繰り上げ、2年で他部署に異動させてくれました。

 異例の措置ですから管理職としての能力を疑われかねないところですが、本気で辞職を考えていたところへの「蜘蛛の糸」だったので今でも感謝しています。

 とはいえ、特に親しかったワケでもなく、その後は偶然すれ違った時などに挨拶をする程度で、1回目の法科大学院への進学準備(お恥ずかしい)と痛恨の結婚のために2003年12月末(勤続12年9か月)で辞めてしまってからは完全に没交渉。

 正確な年齢は分かりませんが、70代半ばの享年かと思います。

 こうして、少しずつ知己がいなくなってしまう一方、新しい出会い(ヘンな意味ではない)もあるワケで…。

 40代最後の誕生日を前に少々感傷的な今日この頃です。