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치맥(BIGSTARで妄想)

BIGSTARで妄想を書き綴ってます。
クレームは受付ませんのでよろしくお願いします。
リクエストは受付ます。しかし、思いつかなかったら書けませんので悪しからずww

今日は初めて彼の家に行く。
付き合い始めて3ヶ月。
普段は公園や買い物、テーマパークでのデートが多い。

ふと過去の話になった時に
『美術の学校の時の作品が見てみたい!』
としつこくお願いした。
するとしぶしぶ「実家にあるから見にくる?」という流れに。
私は写真とかでも良かったんだけど、しつこくお願いしたのはこっちなので、
『行きたい!』と即答した。


最寄りの駅に着くと、彼が迎えに来てくれていた。
駅から近いし、地図も貰ったので、特に迎えはいらないと伝えてあったのに。
こうゆうさりげない優しさが本当に好き。
『あ、お迎えありがとう!』
「うん。いちよね。」
彼は少し照れくさそうにしている。

今日はお母さんが家にいるというので手土産を持ってきた。あとは、少しでも印象を良くしようと爽やかめな服装をしてみた。
変なとこはないかなと、歩きながらチェックしてみる。

「大丈夫だから。ほら。」
突然の彼の声に顔を上げると私の右手を奪うように掴む。
私の顔を一切見ないで手を繋ぐ。
彼は私が緊張しているのすらわかってしまうんだ。

私は嬉しくなって、指を絡めてみた。
すると彼もそれに応えてくれた。少し強めに握られ、優しさが伝わってくる。

彼の家に着くと、お母さんが出迎えてくれた。
「いらっしゃい!グァンソクの母です。あら、お土産?気を遣わせてしまいごめんなさいね。可愛い方ね~!さ、上がって。」
と大歓迎をしてくれた。

私はホッとしてグァンソクを見上げると、グァンソクもこちらを見てウィンクしてきた。

リビングでお母さんがお茶やケーキでもてなしてくれた。
このケーキはお母さんの手作りらしい。
母「グァンソガが彼女を連れてくるなんて初めてだから、私張り切っちゃって。お菓子を作るのは好きなんだけど、どう?」
『あ、本当に美味しいです!私も作ることあるんですが、なかなかうまく膨らまなくて…』
母「そーなのよね!これはね少しだけ卵白が入ってるのよ」
『えー!そーなんですか?今度やってみます!』
母「うん。試食係はグァンソガに頼むといいね。このケーキが好きで小さい頃から食べてるから」
G「僕、厳しいよ(笑)」
『え!ちょっと!でも納得させてやる』
母「アハハハ、仲が良いわね。あ、私、この後友達と会う予定だから、そろそろ行ってくるわね。」
G「え!今日は休みって言ってたのに?」
母「休みだからこそ母は全力で遊んできます!後はあなたがもてなしてあげなさい(笑)」
G「わかった。いってらっしゃい。」
『気をつけて行ってきてくださ~い!』
母「はーい!じゃあ、ゆっくりしていってね~」

明るく優しいお母さん。このお母さんだからグァンソクが育ったとわかり、心がホッコリした。

慌ただしくお母さんは出かけて行ってしまった。何となく不思議空気になり、切り替える。
『ねぇ。作品はどこにあるの?見たい!』
「え、あの、部屋。」
『え!あ…部屋か…』
「うん。2階だよ。行こっか」
『え!あ!はい!』
お互い何となく恥ずかしくて、よそよそしい。部屋という響きは何とも言えない恥ずかしさがある。
また彼の全てがわかるような気がして、少し怖くもあり、楽しみな気持ちと半々だった。

彼の家は、昔ながらの温かい雰囲気で妙に懐かしかった。
築年数はかなりありそうで、階段も登るとところどころ、ギシッっと音がする。
でも一人暮らしが長い私にはとても心地よかった。
階段を登ってグァンソクが右側の扉を開ける。
「ここだよ」
部屋に足を一歩踏み入れると、彼の匂いがした。それは香水とか芳香剤の匂いではなく彼自身の香りだ。とても心地良い。
部屋を見渡すと右奥に勉強机。左手にはベッドがあり、部屋の真ん中には小さなソファとテーブルがあった。
壁にはところどころ落書きがしてあったり、天井にはポスターやシールがたくさん貼られている。音楽や芸術が好きな彼らしい賑やかな部屋だ。
「ボケっとして、どーしたの?早く入りなよ(笑)汚くてごめんね。」
私はやはり何となく気恥ずかしくて、ソファの横に立ったまま座るのを躊躇う。
それを悟られたくなくて、部屋をまた見渡すと、

「どーしたの?ほら早くおいで?」
と彼は私の手を引っ張る。

突然のことだったのでバランスを崩してしまった。左手は彼に掴まれたままで自由がきかないので受身が取れなくて思わず目を瞑った。


目を開けると目の前に彼の顔があった。
彼の上に倒れていた。
一重なのに大きくて黒目がちな不思議な魅力のある瞳。幼稚園の頃やんちゃし過ぎてケガしたというおデコの小さな傷跡。少しだけ剃り残してしまったアゴのヒゲ。思わず見惚れてしまう。こんな距離で彼の顔を見たのは初めてだ。
「…ヌナ…大丈夫?」
グァンソクの声でハッと我に返る。
『あ、大丈夫だよ。ごめんね』
と立ち上がろうとすると、「あ、待って」とグァンソクに抱き締められる。

私の好きな彼の香り。細身なのにしっかりした肩幅に包まれるともう何も考えたくない。
思わず彼の胸に顔をうずめる。
あぁ…グァンソガが好き。このまま時間が止まればいいのに。

「ヌナ。ごめん、ちょっと立って。」
私が幸せを噛み締めていたらグァンソクの声で呼び戻された。
『あ、ごめんね。』と立ち上がった。

すると、グァンソクも立ち上がり私の手を引いてベッドの横へ。
「ヌナ…」
呼びかけられそのまま彼の吐息が近付いてきて私の吐息と重なる。
彼のキスに応える。
唇の端から何度も私の名前を呼ぶ。

こんなに幸せでいいのだろうか。
怖い。でも、もう彼に全てを任せよう。
彼の両手が私の肩を軽く押す。
そのままベッドに倒される。

彼の匂いとお日様の匂いが混ざったベッド。
ふかふかのベッドに2人で沈んでいく。

今日は絶対忘れられない日になる。




fin