チャンピオンズカップ レース回顧 | 目指せ回収率110%

目指せ回収率110%

社会人2年目/競馬歴6年目の競馬初心者です。
行ったことのある競馬場は、中央4場/新潟/大井/船橋/川崎の計8場。
来年は札幌か福島に遠征予定。

 レースタイム  1:50.4
 ラップタイム  12.5 - 10.7 - 12.3 - 12.5 - 12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.9
 

1000m通過が60.2秒で昨年度と比べて2秒近く速いペース。
前半3ハロンだと35.5で、これは中京ダート1800mで一番速いタイム。
しかも各馬出し入れが激しく、先行馬にはとても厳しいレースとなりました。

馬券は買えなかったので、収支に影響はなかったのですが
1着が牝馬、2~4着が関東馬と個人的な考えとは逆の馬たちで
上位独占となってしまいました。笑
(個人的にダートの一線級は牡馬>>>牝馬、関西馬>>>関東馬だと思ってます。)

以下、各馬の短評です。


 1着 サンビスタ
ギリギリの仕上げでしたが、まずまずのデキ。
牝馬なだけあって、力強さは牡馬には劣っているように見えました。
元々ハイペースになると追走に苦労するなど、
牝馬限定でもスピード勝負だと詰めが甘い馬でしたが、
混合G1の舞台でまさかの完勝。
正直、臨戦態勢等も含めてアタマまで来た理由はよく分かりません。
簡単に言ってしまうと、馬が変わったとしか言いようがないような。
日曜の中京ダートは内有利だった中で4番枠を引いたこと、
ハイペースになった上で、動くに動けないポジションにいたことなどが勝因でしょうか。
ただ、中京ダート1800は総合力の問われる舞台なので
その舞台で完勝ということは単にフロック視してはいけないと思います。
でも、牝馬ですしそろそろ引退を予定していた筈で、
これからどういった方向に進むのかが気になります。

(どうやら、引退の延期が発表されたようですね。)



 2着 ノンコノユメ
武蔵野Sを58kgで勝った反動もなく、かなりよいデキ。
レースに関して、スタートは五分に出ましたが、やはり行き脚はつかず後方2番手。
ただ、最内枠を存分に活かして終始最内を通ってのレース運び。
3角~直線までも最内がきれいに空き、ペースと共に
この馬にとってはお誂え向きの展開となったが、
ラスト1ハロンで力尽き、2着死守が精一杯。
この展開で負けたということは、やはりまだ古馬G1級ではないということ。
個人的には古馬の一線級と言うにはまだ懐疑的です。
あと、もうひとつ言えるのは、この馬は芝スタートのほうが合いそう。
なので、この馬にとって東京ダート1600mは力を出すのに絶好の舞台といえます。



 3着 サウンドトゥルー
ゲート好発も、二の足がつかずノンコノユメよりも後ろの最後方追走。
2、3着の差はここかなと。
3角から4角、直線にかけてノンコノユメより後ろにいたことから
進路の選択がどうしても後手後手になってしまい、
結局外を選択せざるを得ない展開に。
それでも、展開が完璧に嵌ってくれたのもあり、最後に大外強襲でアタマ差3着。
前走といい、今回といい、少しなめていましたがやはり成長してますね。
ただ、ここから詰めていくにはまだまだ課題が多いと思います。
まずはゲート出てからの出足。あとはペースが落ちたときのキレ。
ハイペース歓迎バテ差し要員からの脱却にはこの2点が重要となってくるかと。



 4着 ロワジャルダン
大外枠から少し出負けして、後方からの競馬をせざる展開に。
大外枠からの競馬でしたが、馬群が縦に伸びたこともあり内に入り込むことができ、
3角までは最内で競馬を進める。
4角からはノンコノユメに最内を譲る展開になり、直線は馬群の真ん中から。
鞍上も枠について言及している通り、もう少し内枠だったら違ったかもというのはあります。
そして、進路選択に関してなぜ最内を通らなかったのかが気になりますね。



 5着 ホッコータルマエ
まずまず仕上がるも、去年ほどは良くないデキ。
ゲートで隣のクリノスターオーが右に寄れてきたせいで接触、出負けのような形に。
スタートに関してはかわいそうな展開になりましたが、幸騎手の乗り方には疑問が残ります。
コパノリッキーを早目に潰すレース展開をイメージしてたのなら
なぜスタートで後手を踏んだのにそこから前に押し上げて行ったのか。
ゲートを出れなかった以上、前半は後方待機で
早めに捲って後半勝負に持ち込んだほうが良かった気がします。
結局、前半に無駄足を使ってしまった分、バテ差しを食らってしまっていて
前半にもう少しゆとりを持って競馬をしていたら3着はあったのではないかと。
衰えてきた説もありますが、舞台は合う東京大賞典までは信じてみたいと思います。



 7着 コパノリッキー
いつも太めに見せる馬ですが、張りよくすばらしいデキ。
レースとしては、まず課題だったゲートをクリア。
そのあともしっかり出していってハナを確保しましたが、
外からクリノスターオー、ガンピットに絡まれ息を入れられない展開に。
東海Sや今年のフェブラリーS的にハイペースでもやれる馬ではあるが、
さすがにここまで速い上に、絡まれっぱなしではきつかった。
鞍上は「意味のわからない絡まれ方。」とレース後は少し怒っていたようですが、
まあこれも一番人気を背負った逃げ馬の宿命ですね。
また、いい意味で空気/人の上下関係を読めない外国人騎手あっぱれといった感じです。笑
あとはアンカツおじさんが言っていたように
ぬるいペースで交流重賞を勝った影響がもろにでたという感じもしますね。
ただ、こちらも東京大賞典では巻き返してくれるでしょう。


 14着 ローマンレジェンド
さすがG1での藤原(英)厩舎といったデキ。
デキ自体はよかったと思います。
しかし、騎乗が意味わからなすぎ。笑
なぜあのペースで三角手前から捲っていく競馬をするのか。
で、結局ひたすら大外ぶん回しで直線入って早々後退。
休み明けのほうが走る馬ですし、敗戦自体は納得ですけど、
騎乗については謎だらけでした。



 16着 ガンピット
ダート適性というよりも距離適性でしょうかね。
AW7戦7勝のすべてが1650mでのもの。
芝でも走っていますが1800m以上は2戦2敗で
戦前から距離に対する不安はありましたし、
あのペースで前について行ったらさすがにきついです。



ここまで振り返って、ひとつ気になる点があったのでメモ程度に。
ロワジャルダン、ローマンレジェンドの騎乗を見てると、
社台ファームの方々はノンコノユメに勝たせるよう指示してたのかなあと。
そうすると、ロワジャルダンが内を突かなかったのも
ローマンレジェンドが玉砕捲りをしたのも合点がいきます。
やはり、同馬主/同調教師などは作戦等も予想のファクターになりますね。



以上です。

時間があれば、土曜の重賞も回顧したいと思います。