傍観者。 人がこの世に生れたころよりずっと人々を傍観してきた者達がいる。 何かに向かって突き進もうとする者いつも死ぬ事しか考えない者人の喜びを生き甲斐と思う者人を騙す事を仕事とする者生れ来る者死にゆく者そんな人々の瞬間を傍観してきた者達は今日はレースのカーテン越しに覗いていた。
茜雲とアンテナ。 夕方、西の空。 雲が赤く染まり、夜の訪れを知らせる足音が聞こえる。24時間休むことのないコミュニケーションが飛び交い聞こえない騒音がこれから来る夜を明るくするのだろうか?気温の下がらない夜がはじまる。
百日紅。 市内の通りの街路樹の百日紅が今年も沢山の花を咲かせた。 百日紅というと墓場をイメージするので庭に植えるのを嫌う人が前には居たが今はそんな事を言う人はほとんど見なくなった。真夏のお盆の日に花を咲かせる木として多く採用されただけの話しなのだから。単純に綺麗な花として楽しもうではないか。