作品を作る頭と売る頭 | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

作品を作る頭と売るの頭の違い


演出と制作

で言えばいいのかな?


演出が簡単だとは決して言いませんが、

自分にとって

制作の仕事は本当に難しいな

と実感します。



それは作品を届ける仕事だからです。


どんないい作品でも

その作品を知らなければ

見てもらえません。


いい作品だから見てもらえる…わけではなく

その人にとって魅力のある作品だと訴えられて

はじめて観てもらえます。


観てもらってから

いい作品かを判断されるので

見てもらわなければ……

何者でもありません。



この観てもらうまでの訴えが大変です。


CMにどれだけの人とお金が

世の中で動いていて

必要としている人へ

訴えることができるか。



いい作品であれば……

いや、普通程度の作品でも、

その特徴にクセがあれば

見てもらいさえすれば

何人かにはリピートされます。



これは何も作品だけでなく、

俳優自身にも言えることです。


どんなにいい俳優でも

プロデューサー、監督、演出などに

知られていなければ

使ってもらえません。


色々な作品に出演することで

見つけてもらえる可能性が上がります。


もちろん、魅力がなければ

見てもらっても

箸にも棒にも引っかかりませんが。



作ることと売ることは

両方いっぺんにできるのか?



答えは分かりません。


人それぞれの素養によるので

どちらかだけ鍛えてうまくいく人

いかない人がいます。



自分の得意なことをやって

面白いと思ったことは

突き抜けるまでトコトンやるのが正解だ

ということはわかっております。


人は、人外なものには本能的に反応するので

自分も見てくれた人にも

ウィンウィンです。



どこまでも突き抜けていこう

演出としても、

俳優としても、

作品の作り手としても。


作品を作ることが好きなので。


今やらずにいつやるのか。

そんな危機感を絶えず背負っています。


制作すらも

作品の一部に考えれば

好きになるはず!