有線と無線。劇場か配信か | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

有線か無線か?


質を求めるならば有線が絶対です。

しかし、多くは無線で十分です。


これをどう考えますか?


普段、デスクトップで仕事をし、

台本を書く時はiPadを使うので、

Bluetoothキーボードを使っています。


今日、たまたま電池がなくなってしまったので

有線で作業をしたら……めちゃ反応がいい。


「有線だから

何を当たり前なこと言ってんだ」


と思われるかもしれませんが

日常で使っていないと

気づけないレベルです。


ゲーマーが有線の

ゲーミングキーボードを使うのが

よく分かりました。


この微妙な差が

人の意識にどれだけ影響を与えるか

分かりません。


しかし

タイプミスが減り

打ってて気持ちがいいんです。



イヤホンでも

Bluetoothイヤホンを使ってます。


有線に変えてみると……

安い有線イヤホンだけど

いい音するじゃないか。

となりす。


コーデックがどうとかも言われますが

わかる人にはわかる世界なんだろうなぁ

と諦めてましたが

耳が良くない自分でも

意外にすぐ分かりました。




有線は質が良いのはわかっても

キーボードもイヤホンも

多くの人がBluetoothで十分でしょう。


コードが絡む煩わしさ

脱線する心配

視覚的なごちゃつき


それらが一掃された方が

日常使いではストレスがありませんから。。



そこで演劇は?

と考えてみました。



日常で消化される手軽な演劇は

質よりも手軽さが大切です。

(質が高いに越したことはありませんが)



手軽さは

劇場までのアクセスが良さだったり

チケット代が手軽に見られる価格だったり

お客さんに合わせたスケジュールだったり

と考えます。


でも、上記条件ができる団体は

質の高い団体で

不特定多数のお客さんを呼び込める

売れっ子劇団です。


良い場所にある劇場は価格が高く、

チケットが主な収入源となるため

助成金を得られる

売れっ子劇団でなければ賄えません。


多くの小劇場の団体は

集客を考えてチケット料金設定します。


材木が冗談ではなく

10年前の倍の価格だったり

円安が進んでペンキや服など、

物価高の影響を受けているので、

それに合わせたチケット代を設定しないと

速攻潰れます。


またファンになっているお客さんの傾向も

コロナ以前は土日が人が入りましたが

以後は土日の夕方は入らなくなったので

日曜の昼で終わらせるところが多くなり

スケジュールが決まってきます。



そのため、

チームスチームパンでは

6月28日まで映像配信公演をやっております!


こちらは、

どこでも

公演より安い料金で

いつでも見られる

手軽な演劇を提供させていただいております。




日常で見るならば

こういった配信公演、

Bluetooth接続で十分だと考えました。


どんな団体なのか

ちょっと興味を持ってもらった方には

お試しとして

良いかと思います。



でも、実際に自分がやりたいのは

有線接続で

劇場でお客さんに直接見てもらうことです。


劇場でしかわからない

微細な機微を描き、伝えたい。


今年、冬の公演は

有線接続する公演をお届けします!


見にきてくださった皆様に

微細な表現をお届けを。

と考えております。


……絶賛執筆中ですので

もう一踏ん張り、

ふた踏ん張り頑張ります。