何に満足するか? | 工房長のぼやき

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チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

何に満足するか?


俳優の分岐点は、いろいろあります。


その中で跳ねた人は商業の方にも

顔を出すようになり、

多くの時間を芝居のために

あてがうことができるようになります。


多くはそうならず、

やめて違う道に行くもの、

開店休業のもの、

細々と続けるもの、

などいろいろです。


どれが正しい姿か?

と言われても、

それぞれが正しく、

大切なことは

何に自分が満足するか、です。


選択した道に満足できていれば

それが正解です。





始めた当初は、

モテたい、

スゲェと言われたい、

羨望の目で見られたい、

と、承認欲求が強い人も多いでしょう。


それが変化していき、

何に行き着いて、満足するか。


行き着いた先を発見せずやめていった人たちは

あとあと苦労しながら見つけているな

という印象です。


好きと思っていないものから

何に満足できるかを考えることで

発見をする。


満足できるところに行きつけば

良いことなので

どの道でもいいです。


1番最悪は、見つけられず

こんなことではなかったと

言い続けること。



私の場合は、

「楽しそうでいいな」

というところからスタートし、

承認欲求を考えるのは

おこがましい人間だと思っていた輩です。


そのせいで、今でも

良い作品を作らなければ、

という呪縛に取り憑かれています。


これ、どうやら職人気質なようです。


職人は、何がなんでも良いものを作るために、

日夜研究に明け暮れ、挑戦し、

よくなっても満足せず、

もっともっととなります。


大変素晴らしいように思えますが、

デメリットとして、

目標が曖昧で、

期間を設けないので、

区切りがないところです。


ゴールなく走り続けろと言っているのと同じです。


でかい真っ白な紙に、好きな物書きな、

と渡されて、延々書き続けて、埋まらないなぁ

とぼやいてるようなものです。


満足することがない。


それに気づいてからは、

なんとかゴールド期間を設定しながら

進めてます。


一人ならいいですが、

人を巻き込まなければならないので、

どこを目指して辿り着けば満足するか

共通認識を持つのが大切になります。


でも、まぁ、苦手ですけど。



「人に認められたい」よりも

「自分が満足したい」が強いため、

作った作品を突き詰めるのは好きですが

それを広める努力は苦手です。



苦手は克服した方が良いのか?


短所よりも長所を伸ばせ

というのが今の主流ですが、

苦手=短所か?


と言われると、いささか疑問です。


やってないから苦手なだけで

短所であるかは別問題です。


ならどうするか?


試すしかありません。

しかも、とことんまでやって、

本当に苦手かを判断すること。


ちょっとやっただけで、

すぐに判断することも大切ですが

やったことないことに

すぐ判断するのもバカなこと。


やりながら、トライアンドエラーをやるしかない。





ちなみに短所は「せっかち」なので、

すぐに判断する馬鹿にならないために

むきあいながらやるしかないですね。