固定観念をうまく使おう | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

皆さん、固定観念持ってますか?

 

固定観念って悪いもの……なんなら世の中このせいでうまく回っていないんではないか、なんて思いませんか?

勝手な決めつけや、石頭なやつ、と思われている時なんか、「そうじゃないんだよ」と言っても、全く聞いてもらえない。

そのせいで、学級員に任命されたり、面白いことに誘われなかったり……私はそんな経験をしたことあるな。

なんなら、今でもああります。

「あなたのその固定観念なくてしてもらえる?」と言いたい。

 

と言いつつ、僕も持っております。

 

固定観念って本当に悪いやつなのか?

 

いやいや、そうではないです。

固定観念は、考える手間を省き、他のことを思考する時間を作り出す人間のショートカット機能なんです。

毎回、判断をしていては、新しいことを思考する時間作れない。

だから、「できる人」は必ず、強く持っていて、無意識でも、サクサクと類型に分けたり、結論づけたりして、「さ、次へ」となります。

なんて便利な機能なのでしょう。

 

ただ、デメリットとして、頭でっかちな、分からず屋になるので気をつけなくてはいけません。

本当はどうなのかを思考をしなくなり、楽をするようになるため、深めて考えなくなります。

歳を取ると体力がなくなり、少しでも楽をするために、固定観念が強く働いていると思う場面によく出くわします。

「いんんだよ。これでうまくいったんだから、今回もうまくいく」なんて言っていると、足元を掬われることがあるでしょう。

そもそも、分からず屋なんてレッテルを貼られたくない。

 

なので、固定観念は誰でも持つものだ。だが、囚われてはもったいないと頭で意識していく固定観念を持つ必要があります。

意識しているだけで、別の可能性も絶えず考えるようになり、情報がたくさん溢れている今の時代に即応していくことができるようになります。

一応、決めて資料を作っていきながら、6割で出して、変更を重ねていき、今に合う資料を作り上げるのは、そのためです。

囚われるとわかっているから、不完全で出力して、修正をしていく。

大切なことです。

 

さ、固定観念とうまく付き合いながら、型破りなものを生み出していきましょう。