演劇DXに向けて | 工房長のぼやき

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チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

演劇DXと称して、演劇をさらにバージョンアップした形で出力できないか

試行錯誤しています。

デジタル機器を使って気軽に演劇ができないか。

離れた同士で演劇ができないか、と。

 

もちろん、これまでの演劇の形は形で僕自身は好きです。

ただ、日本で演劇は、見られていません。

日本の人口の1割程度の人が見てないです。

より身近になる形で出力ができないか、と思っております。

良くも悪くも、多くの人と分かち合う作品であれば、それは面白いです。

 

テント芝居をやっていたこともあり、ず〜っと何年も

「劇場は、必要か?」という疑問が頭をもたげています。

 

レンタルも配信に切り替わったことで、

映画館に行かないばかりか、レンタル屋さんにさえ行かなくなっている現代。

軒並みツタヤの店舗がなくなって行っているのも目の当たりにしていますが、

場所にとらわれている演劇は、古いものに追いやられるしかないのかと思います。

 

演劇は、日本だと芝居とも言われ、自社の芝の上でやられていたくらい気軽なものでした。

演劇の原型とも言えるママゴトや人形遊びも、

手軽なYouTubeを見ておいてもらうことに切り替わってます。

 

自分たちで、物語を考えて出力してみるのは、面白いのに。

 

自分の想像している世界が目の前で繰り広げられていく。

そして、人と人との関わりから、自分たちが思ってもない世界を描く。

 

単純作業が軒並みなくなっていくだろう世界で、

自分たちで世界を描く能力として、演劇を身近にしたい。

そのために、場所にとらわれない演劇への追及を

演劇DXでしていきたい。

 

そんなことを思い描いています。