「この世界の片隅に」 | 工房長のぼやき

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チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

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「この世界の片隅に」を観る。

今年は戦中、戦後の話を聞く機会が増えてます。
一番大きいのは、働き先の80歳の社長の話。
やはり、リアルな話が一番すごい。。

また夏に「JUDY」という、初めての戦中の芝居を、しかも主役をさせていただいたので、戦中作品には興味津々。

この作品、ネタバレもするかもしれませんが、
まず126分の上映時間。
アニメなのに長い。
でも、見ていて時間を気にすることもなく、
さらっと見られました。

そして取り上げられているのが、戦中の呉。
呉と言えば軍港。
大和、武蔵が出て来た時には、
    おおう!
っとなりました。
でも、軍人の話ではない。
日常生活を送っている絵を描くのが好きな女性の話。

戦前、戦中、戦後。
日本人ってそんなに大きく変わったのか。
全く違う人種のような印象を元々持っていましたが
いろいろ知るにつれ
大きく変わった部分ももちろんあるが、
変わらないところもある。
ということ。
当たり前のようで、当たり前でない。

極端な話、古代の日本人と現代の日本人が
どれくらい違うものなのかという疑問。
……変わってないところは変わってないんじゃないの。

作品は、
自分はいろんなエピソードを見ながら
「あ、これは!」
という発見の連続だったので、
時代を知る資料として見ていたような……。

しかし、さらっと見られたのは
作品自体が、惹きつける魅力に溢れていたから。
若い人こそ見て考えるべきことが多いのでは。
漫画から実写ではなくアニメにしたのも
そのためだったのでは。


主役をのんがやってます。
独特な喋り口調など、
彼女でしかできないことをやってます。
「海月姫」とか良かったなぁ。
事務所問題なければほんと今、
いろんなところで活躍しているんだろうな。


俳優として
自分の独自性でしかできない追求していくので、
作品の主役って最もたるものだな。
と改めて実感対しました。