新人類はすぐ傍にいる | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

雨が降り、気温が前日と10度近く変化すると、体調管理に不安を感じるばかりです。


さて、朝起きてテレビを付けてびっくりすることをやってました。

最近の小・中・高生はラジカセの使い方が分からないらしい。
公衆電話、テレホンカードの使い方なども知らないらしい。

そうか、と振り返る。

僕が中学校になったときに進学と共にCDダブルラジカセを買ってもらい、大いに喜んだのを覚えています。我が安達家では、中学の進学の時にラジカセを一台買ってもらたのですが、上の兄妹達はダブルラジカセだったのに、自分だけCDも聞けるダブルラジカセだったのが嬉しく浮かれたのを覚えています。末っ子なので、絶えず兄たちのお古の服や自転車を貰っていこともあり、この自分だけのCDラジカセに特別な思いを持ったのは仕方が無いこと。

そして、その頃ようやくCDが聞けるラジカセの製品が多く出始めたように記憶してます。音楽ショップも、CDがまだメインではなく、カセットやレコードが一緒に販売されている頃でしたから。


それが、今やスマートホンに取って代わられ、ラジカセが旧世代の代物となってしまったらしい。
MDがカセットテープに変わって世界を席巻していくだろうと思っていた高校時代。MDの天下は思ったより短く、それを変えたジョブズはやはりすごい。

しかし、何でもCDとテープの売れ行きは5:5のアーティストも多いらしく、まだまだラジカセ自体の売れ行きは落ちていないとのこと。



ちょうど僕の世代の人たちは家電製品の狭間の世代なのだろう。どちらの世代の文化も味わえる、お得な世代だ。あの曲を飛ばすのに時間のかかるテープの煩わしさも知り、CDなどの便利さを知る世代。

いろいろな感覚を持つことは面白い。そして、新しいものを知るために果敢にチャレンジしていなくては、これから時代にどんどん置いて行かれるだろう。

テレビも初期設定のめんどくささ。その分便利さはあるのだけど、アナログの良さも忘れないように、良いバランス感覚をこれからも養っていきたい。でなければ、新人類の世代と対等に渡り合うのもままならないだろうな、としみじみ思っております。