芸術とは? | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

——芸術ってどうしてあるの?

それはね、人間が活動するためには活力が必要だからだよ。

——え? 活力がないとダメなの?

ダメだね。
ガソリンみたいなモノなんだから。

——人間のガソリンってご飯じゃないの?

ご飯は体に必要なモノで、
活力は精神に必要なモノだよ。
例えば、車やバイクを動かす時に、ガソリンだけじゃなくてエンジンオイルがないと焼き付いちゃうじゃない。

——精神が焼き付くってどういうこと?

精神病になっちゃうってことだよ。
現代病もその一つかも。

——だから芸術って昔からあるのか。

昔は宗教の方が活力を生んでいたみたいだけどね。
宗教を伝える手段として芸術があったようだし。

——じゃ、今は芸術以外は活力を生むことがないって事ね。

そうとも言えない。
それ以外にファン心理が現代では活力を作れると思う。

——ファン心理と芸術って違うの?

宗教のように抽象的な存在と違って、
ファンになるのは具体的な人間だから、
自分達が信じている通りにはならない。
芸術は作品に対して惚れるわけだから裏切らない。

——じゃ、芸術は永久に必要だから、安泰だね!

だったらいいね。
その必要性を感じてない人ばかりだから。

——え? だったらどうするの?

気付かなければ、そのまま衰退して滅びるだけ。

——え~、やだ~。

だったら、やることは簡単。
良い作品を作って、それをより多くの人に見て貰う機会を作ることだよ。