★良く言えば そうだけどホントは騙し合いだろう
「騙し騙されるって よくありますよねぇ」
「今ですね そのことについて話してました」
おもしろそうだが 所詮お前たちの脳みそじゃあ
ロクでもない話しかでてこんだろう
どぅせ女を いかに騙してベッドに連れ込むか
そんな話だろうが・・
「それはないですよ 俺たちマジメな話してるんです」
「さては・・また」「ヘッ俺たちに八つ当たりですか」
「今日はまた どんなことでイビられたんですか」
「じゃじゃ馬軍団の イビリは強烈だからなぁ」
やかましい オレはなぁフリをしてるだけだ
それこそが騙されているフリ オトナの智慧だ
お前らのようなチビどもには オトナの智慧なんてのは
解らんだろう
「そのチビたちにオトナの智慧を授けてほしいんです」
「そうそう いかにして相手にさとられずに
騙されているフリができるか」
何をいっちょるかぁ 結論は出てんだろう・・
世の中はすべて 騙し合いの集大成だってな
こうして話しているのも 騙し騙されの一つの過程だ
お前たちのように 得意先と一緒になって
客から金をむしりとる それも究極の騙しだな
カミさんや恋人との間でも どっかで折り合いを
つけている 意識しない騙し合いだな
世の中 キツネとタヌキの騙し合いと同じだ
騙しても また誰かから騙される そんなもんだ
オトナ同士の智慧比べ・・かな
「動物でいえば最高の騙しやは・・その動物を人間に
たとえるとしたら・・」
「キツネとタヌキだろう」「しかし勝負ついてないぜ」
「猫はどうだ 化け猫って小説かなんかにあるぜ」
「ウン猫かもしれん 寝てるフリして人間の話を
聞いてるんだよ ずる賢いんだな猫は」「タヌキも
言うぜ狸寝入り」「犬が化けるって聞かないよな」
「ナンかアレだな 人間の身近にいる動物ばっかだな」
「人間も 動物だぜ」「そりゃあそうだ そうなると
女で決まりだな 俺たち男はカワイイもんだよ」
「オィッ脱線してるぞ 人間に例えればって話だぞ」
「だから キツネとタヌキだろう」「どう思いますか」
オマエら長生きするよ しあわせだなぁ
ケェるよオレは アホらしい・・
「そりゃあそうですよ 俺たちより年寄りなんだし
じゃじゃ馬たちから毎日イビられている どっかの
セクハラおやじよりは長生きします これ公式です」
「お帰りですか イジメからの癒しは治まりましたか」
治まったどころか オマエらのクダらん話でますます
滅入ってきたよ
「また遊びにきてください 答えまだですが」
たとえばなしか タヌキか亀だろうなぁ・・
「タヌキは解りますけど 亀ですかぁ・・」
そうだ キツネとタヌキは勝負なしとあるがキツネは
絶滅の部類だ タヌキはしぶとく生き続けている
そのタヌキも兎の敵ではない・・しかし兎も亀には
最後に負けている そんなところか・・。(おしまい)