アーユルヴェーダでは 人間の一生を五段階に分けている 

神は 五つの魂にその五段階の一つひとつで このような

生き方をせよとの役割分担を与えた 最初の人生の段階の

役割を完了した魂が あの世に帰って次の段階を担当する

魂に瞬時に引継ぎをする あるいは……だ

ひとつの魂が一人の人間の一生を担当する役割を与えられる

 

『輪廻転生でありデジャヴュ・ジャメヴュ』なのだという

オレ流の考えを三つ挙げた 他にもさまざまな説があるから

自分で納得した説を【無条件で信ずる】しかないだろうし

【否定するのも自由だ】定説はない ということだ

『神・仏・魂・霊・心・意識・無意識そして あの世』

正確に解明されていないし 死んで始めて解ること……

 

ならば ジタバタしたってしょうがないってこと

【生きながら 輪廻転生を楽しめばいいんだよ】

『輪廻転生』は佛教の世界の話しだけと思ってる人たちの

ほうが多い それが間違いでね・・

日本の自然は美しい 春・夏・秋・冬の恵みがあって

それぞれが 精いっぱい与えられた役割を演じている 

春になると雪融け水の脇では 長い休みから目覚めた草花が

花を開く……やがて白い雪が降り続いて可憐な姿を見せて

いた草花も 白い大地のなかに閉じ込められ眠り続ける

 名もない踏みにじられた雑草でも 次の春には芽をだし

花をひらく……

アスファルトで埋めつくされた灰色の道 ビルだけの街並み

そんな風景が 人間の持っている優しい心を摘んでしまう

その反動で人々は 山に登り川で遊び木々の下で憩う…… 

さまざまな人たちとのワクワクとした出会いもある……

これこそが【この世の輪廻転生】なんだと思うよ。

(長くなりました 次回でおわりにします)

 

「紫お前・・無宗教だろう・・そうかアレがあってから

無宗教は変わりはないが考えかたが変わったんだな・・

もう24年くらいなるかなぁ……

時々会ってるのに こんな話するのは初めてだな

それだけ たがいに齢ィ食ったってことか」

「聴いた話は お坊さんであっても信じなかったよ

だけど たとえお前の自説であってもオレは納得だ

 オレは信じるよ」

 

「ついでに聞くが『輪廻転生』ってのはあるんか」

 

あると思う・・『生まれ変わる』って話だろう

佛教では『前世』と関係あるとかいってるよね キリストも

あると説いたようだが いつの間にかキリスト教の教義から

消えたようだね

内容は少し違うけど『デジャヴュ・ジャメヴュ』のほうが

『前世』の話よりは解りやすいと思う

 

 オレたち人間は他の動物も含めて 神の支配する大宇宙

そして地球を大家として 住まわせてもらっている店子だ

命あるもの必ず死が待っている 肉体は朽ち果てても魂は

神から与えられた役割を全うして あの世に帰る

人間は国境なき運命共同体 魂の運命共同体なんだな

 

オレ流の『輪廻転生』だけどね

宿っている魂が達成・満足感に浸って帰るって話したけど

それは魂側の話で神から見れば そうでない場合もある

神は 与えられた役割を少し残したまま帰ってきた魂に

再度の役割を与えて 魂は別の肉体に宿って下界に下りる

その時の魂には 前の役割の時の記憶が残っている……

これが『輪廻転生』だとオレは思っている

しかし~だ それだけではないとオレは思っている

(つづく)

 

話しがダブるけどな……

【人間が生まれる前の肉体と魂はあの世にゴロゴロとある

魂は 下界でこのような生きかたをせよとの役割を

神から与えられる

その魂が 与えられた役割を実行できるのにふさわしい

人間の肉体に宿って 下界に下りてくる

オレたち人間は うまれる前からすでに善人・悪人として

振り分けられていた 今世で歩くべき進路が定まっていて

齢を喰らいながら 死に向かって生き続けているわけだ】

 

【殺すのも殺されるのも自殺さえも 死ぬ時も死ぬ場所も

生まれた時には決まっていた すべてが神のご意趣だ

そして すべての人間が死ぬ時は 宿っている魂が

神から与えられた役割を全うした という達成・満足感に

浸るわけだ・・

その時に 脳内からエンケファリン・エンドルフィンという

快感・快楽物質が多量に分泌されるようになって 安らかに

ほほえんだ死に顔になるんだよ・・

魂が宿っていた肉体から離れて 神の御許へ帰る瞬間なんだ

そのように考えてくれば 善人悪人問わずあの世で一緒に

暮らすことには 何ら不思議でもないわけだ】

 

【考えずとも解るだろう 今世の人間たちすべてが善人・

すべてが悪人だったら・・この世はどうなる

善人悪人入り乱れて暮らせよ・・というのも神のご意趣で

あって 神が人間に与えた試練なんだよ

 人との関係でイヤな奴と思っても そのイヤな奴の

うしろには神がいる イヤな奴は即ち神そのものなんだ

となればイヤな奴にたいして 己はどうすべきか・・】

(つづく)

 

思い違いすんなよ オレだけの勝手な考えだからな

どんな生き方をしてきた人間でも 死ぬ瞬間に快感ホルモン

が出るってことだよ たとえば家族から虐待されて苦しみ

ながら死んだ・・だけど死に顔は安らかにほほえんでいる

虐待していた遺族は その死に顔で安心すんなってことだ

死に顔を遺族たちに見せて どのような生きかたをすべき

なのか・・考えろと教えている そのように解釈すべきだ

 

「ウ~ン 死ぬまでは暗い苦しい人生だったのに ナンで

安らかに微笑んだ顔して逝くことになるんだ・・」

 

これは 多分【身体と魂が分離するから】なんだろう

それは あの世ってのは この世で言われているような

『魔界も地獄界から神界の五段界』の世界なんてのはない

『あの世はひとつ 死ぬ前も死んだあとも一つだけだ』

魂は そのことを承知しているから 神の使者から一緒に

『故郷へ帰りましょうね』って言われて 逝くときに快感・

快楽物質が出てきて幸せな顔になる・・オレはそう思う

身体を残して 魂だけが使者とともに帰るんだ・・とね

 

「待てよっ 悪さばかりして生きてきた人間もほほえんだ

顔して逝くってことか・・この世で善人・悪人と言われて

きた人間たちが振り分けられもせずに あの世では仲よく

一緒になんてのは 不公平というか信じられんなぁ」

(つづく) 

 

そのぉ終身保険っつうのは保険料が高いんだろう・・

 

「高いなぁ・・だけど「少額短期保険」てのがあるぜ

 お前がいう『死亡後の原状回復措置』費用を捻出するのに

大家が契約する保険だよ

『賃借人自身が契約する孤立死後の現状回復費用』という

内容の保険も探せばあると思うよ しかしなぁそこまで

考えながら生きている人間 どんくらいいるんだろうか

まッ終身より保険料も安いだろうが 多分掛け捨てだ」

「それにしてもだ 自殺したいと思うまでに自分で自分を

 追い込まないようにするのがいちばんだろうけど・・

 そんな 理屈通りにはいかない人生もあるからなぁ・・

  いゃすまん紫……悪気でいったんじゃない」

 

 いいんだよ 昔の話だ・・人間いつかは死ぬ・・

オレはそれまで待っていられんかった

そんなオレのような人間は どうすれば確実に死ねるのか

それしかないんだよ・・残された人間のことは考えない

【死ぬということで 残された人間が自分の負の部分までを

背負いながら 生き続けていくということまで考えんのだよ

だけど 生きかえった人間は死を恐れなくなるのは事実だ】

 

「逝く人たちは皆 幸せな顔をしているって聞くけどな」

 

この世の中で最高のエクスタシ-は何かといえば・・

それは『死』ぬときだ

『その瞬間には脳内からエンケファリン・エンドルフィンと

いう快感・快楽物質が多量に分泌されるそうだ』

 

「へぇ~そうなのか・・それで幸せな顔してるんだな」

(つづく)