★商売は「数字と理屈」で成り立つものでもない
ちょっと遊びに行くから 帰りはわからん
『スト-カ-と間違われないように』『紫さん 携帯
忘れないでね』『紫さぁん ついでに買物お願い』
『私もぉ』・・
帰りはどうなるか分からねぇぞって言ってるべェ
『受け取りは明日でもいいから 頼んまぁす』
やれやれ最近は 職場のあの憎ったらしい小姑どもが
やたらとうるさい
アレもコレもと 買い物袋を下げながら遊べねぇだろう
ひょっとすると憎ったらしい女どもの作戦に
引っかかったのかぁ・・
ということで 両手に買物袋を引っ提げて
最後の買物のために 総合ス-パ-へ立ち寄った
レジで支払いをしていると レジ係のワガハイ好みの
娘が(よろしければ大きい袋と一緒にしましょうか)
よその店からの買物も 一つの袋にしてあげようと
いうことだ・・おぉなんとありがたいことだ
このお店の買物袋は 今時めずらしく無料なのだ
(いいえぇ 一緒にしたほうが持ちやすいですし
ついでですから)と 笑顔でしかも当然のように・・
ひょっとすると この娘はワガハイがあまりにも
イイ男なので 一目ぼれしたんでは・・
さて 皆さんは このレジ係の娘の対応を
どのように考えますか・・
今の世の中 大きい買物袋だって3円~5円だ
それがタダだぁ~タダだからンなことできるんだろう
イイ男だからって ンなこたぁカンケェねぇよ~と
ワガハイへの嫉妬心をあらわにして思われましたか・・
それとも お客へ提供する場合はタダにしても
仕入れてんだからコストはかかる そのコストを
無視して しかも他の店からの商品を一緒にするために
大きな袋を提供する
これこそが お客を気遣うという真のサ-ビスで
経営姿勢が末端まで 浸透しているんだね・・と
このお店は わが職場の顧客ではないが
娘たちを通して わが職場の顧客である量販店に
要求しているのは・・
レジはベテランの社員が担当し お客へは余計な
(またのご来店を~)などの言葉は必要なし
無料袋を提供する場合は カゴに入っている商品量を
素早くつかんで 精算カゴにはその量を放り込める
大きさの袋を広げ 重く固くかさばる商品から先に
レジに価格を読ませながら レジ担当が袋に詰める
(まぁ中には自分で詰めるという お客もいるし
自動精算レジも増えてきましたが)
どんなに混み合っている時間でも 実行せよと顧客に
要求している そのためのベテランなのである
それらを実行することで お客が袋詰めをするテ-ブル
置き場面積も縮小され 店内もスッキリしている
そして忘れてはならないのが レジ担当も含めての
社員の お客に対する笑顔・さりげない気遣いの言葉で
それらがあるからこそ 買い物客からの苦情はゼロで
子どもが店内を走り回ったり お客が手にした商品を
タナに戻す場合でも放り投げるような戻し方はしない
このようなことは 経営書の教科書では説明できない
なぜかと言えば お客への気遣いの言動がなぜ売上向上
につながるのかという 理屈とか数値を展開・明示する
のは不可能だからなんです
税理士・公認会計士・経営コンサルトなどの職業人が
不特定多数のお客様を相手の商売をして成功するのは
ごく少数であって 経営とは理屈とか数字では明示
できないところに 商人道の神髄が潜んでいるのです。