二十数年前のお話です



彼女はある男性と同棲をしていました



山形から東京に出てきて、追われる生活の中で彼と出逢いました



二人はとても仲良がよくていつも一緒にいたのを覚えています



それから数年が経ち、子供が欲しかった彼女はそろそろ結婚を・・


と考えていたのですが


彼から結婚の話しなんてまだ一度も出たことがない



ある時彼女は彼に言います



ねえ、この先私たちはどうしていこうか?



彼女は彼を信じて聞きました



彼は



このまま仲良くやって行きたいよね~



私、子供も欲しいと思ってるの



俺はまだ子供はいらないなぁ





結婚願望が強かった彼女は

彼のその一言で別れる決心をしたのです




ずるずると引きずられもせず、迷うこともなく



あっさりと




でも、別れた傷は一緒に暮らしていた分、それなりに深かったと思います



それから半年後、彼女は知り合いからある男性を紹介されます



その男性は結婚願望を強く抱いてると聞いて、それだけで彼女は彼とお付き合いを始めます



そんなに好きではなかったのだけれども、付きあってみたらとても良い人だったそうです



彼の住まいは栃木県


結婚をするなら栃木県に嫁がなくてはなりません



でも、彼女にとって住む場所などは問題ではなく、結婚して子供のいる家庭を作りたかったのです





あの日から二十数年・・



今年も彼女から年賀状が届きました



年賀状には旦那と子供二人の写真


彼女エビちゃんみたいにスラっとしてモデルみたいだったのに

年賀状のコメントには



幸せ太りが止まりませ~ん!


今が一番幸せだね



って



彼女の願いは今、叶っています








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