無頼の女房 | Dramaticな日々+Y

無頼の女房

観劇6本目


ゴツプロ!第九回公演『無頼の女房』

作・中島淳彦  演出・青山勝

【まだ焼け跡も片付かない戦後、昭和23年。

作家・塚口圭吾(塚原大助)とその妻・やす代(浅野令子)が暮らす東京近郊の家には、今日も原稿待ちの編集者たちが詰めかける。

最後の無頼派ともてはやされる流行作家だった圭吾は、その重圧から神経過敏となり、酒と薬物で心身のバランスを保っているようなものだった。ことあるごとに二階から飛び降りるのも、薬物で高揚した精神のなせるわざ。

「原稿を走る筆の音が、まるで身を削る刃物の響きに聞こえて。そんな圭吾に寄り添ってきたやす代にとある変化が訪れたことで、夫婦の時間が変わっていく。混沌の時代を懸命に生きながら、どこか滑稽で愛おしい人々。


日本を代表する作家・坂口安吾とその妻・三千代をモデルに、一癖も二癖もある登場人物たちそれぞれの愛の形を描き出す、中島淳彦の代表作】

ゴツプロ「無頼の女房」観てきた。

「不連続殺人事件」の坂口安吾とその妻の物語。無頼と言われる破天荒って言うより今なら発達障害か。とにかくイカれてる作家とその作家を取り巻く人々。


久しぶりに芝居で笑った(≧▽≦)特に圭吾の遠い親戚太郎さん(浜谷康幸)とニワトリのお花には本当に笑った。


圭吾の塚原先生はいでたちから、ミスターサタンっぽかった。二階から飛び降りるってジャッキー・チェンじゃないんだからさ、言葉だけでなく本当に飛んでくれれば、もっと面白かったのにって塚原先生には無理か(アクション映画観すぎなものの戯言です)(≧▽≦)


そんな塚原先生もいいけど、お手伝いさんの多喜子(かんのひとみ)さんに、女房のやす代(浅野令子)も最高に良かった。


編集者3人も、同業者の谷先生(久保酎吉)豊臣治(太宰治がモデル?)《土屋佑壱》芝山先生(剣持直明)書生石原(前田隆成)多喜子さんの旦那五助(44北川)豊臣の知人上村花江(鹿野真央)、みんなハマってた(≧▽≦)


16日まで下北沢本多劇場で上演中。気になった人は是非。毎日当日券出るので。





アフタートークショーで、44北川さん、浜谷さん、塚原先生。


編集者平井(佐藤正和)編集者横山(渡邊聡)お互い、自分の所だけ原稿が欲しくて毎日塚口邸に入り浸ってる。


大橋太郎さんとお花の頭が乗った鶏料理、ちょっと観えないか(≧▽≦)


編集者竹原役の泉知束さんと。


浜谷さんと。浜谷さんの「お花」って絶叫が結構受けた(≧▽≦)

写真掲載許可は貰いました。