鬼平犯科帳 血闘 | Dramaticな日々+Y

鬼平犯科帳 血闘

22本目

「鬼平犯科帳 血闘」観てきた。


【長谷川平蔵(松本幸四郎)が若かりし頃に世話になった居酒屋の娘・おまさ(中村ゆり)が密偵になりたいと申し出て来る。平蔵はその願いを退けるが、おまさは平蔵が芋酒や『加賀や』の主人と盗賊の二つの顔を持つ鷺原の九平(柄本明)を探していることを知り、独断で探索に乗り出す。九平を探すうちに凶賊・網切の甚五郎(北村有起哉)の企みを知ったおまさは首尾よく網切一味の中へ入り込む。しかし、おまさは絶体絶命の危機に陥る。】


「鬼平犯科帳 本所桜屋敷」の続編。


おまさが密偵になることを決意する話で、網切の甚五郎を捕縛しようと探索を始める。


詳しい話は上のストーリーを読んでもらうとして、やっぱりどうしても中村吉右衛門さん版と比べちゃうんだよね。比べるとおまさが弱いなぁ。正直芝居もそんなに上手くないし、志田未来ちゃんと松本穂香ちゃんが上手いから余計に目立つ。後久栄さんもイマイチとおりこしてるし。女性キャスト適当に選んだ?


上手いなぁって思ったのは鷺原の九平役の柄本父。同心小野十蔵役で柄本弟も出てる(≧▽≦)


後やっぱりいいのは本所の鐵役の八代目市川染五郎くんでしょう。このまま成長して次の鬼平は決まったも同然?


網切の甚五郎の配下の浪人、どっかでみたことあるって思いながら観てたら急に思い出した、クモスケじゃなくて山口祥行さん。佐嶋さんのバーター?


佐嶋忠介役の本宮泰風さん。いいなぁ、私は好きだなぁ。


キャストのことばかり言ったけど、映画はちゃんと鬼平犯科帳の世界観を醸し出してたし、平蔵さんが五鉄で軍鶏鍋食べてる所とか、鷺原の九平の店で芋酒、芋飯食べてる所は、まんま鬼平だった。


ラストの網切の甚五郎との対決は凄みがあって面白かった。本当におまさがなぁ。粂八の和田聰宏さんはどうなんだろう?五郎蔵親分と伊三次には期待したい。本当に伊三次は三浦涼介くんをキャスティングしてほしい(綺麗すぎるけど)


吉右衛門版の鬼平ファンには薦められないけど、吉右衛門版を知らない人にはいいのでは。私はとりあえず次の「でくの十蔵」「血頭の丹兵衛」も観れるようになったら観るけどね。


「仕掛人・藤枝梅安」も次のシリーズ作ってくれるのかな?小杉さんも出てきて、白子屋との対決まで。ついでに「剣客商売」も真田広之さんで作る?(≧▽≦)






相関図


長谷川平蔵役の十代目松本幸四郎さんと、長谷川鐵三郎役の八代目市川染五郎くん。染五郎くんはいつか、平蔵の長男役で再登場を望む(≧▽≦)