メランコリック | Dramaticな日々+Y

メランコリック

68本目。
「メランコリック」見てきた。

【一流大学を卒業したものの、その後はアルバイトを転々とする生活を続けている鍋岡和彦(皆川暢二)は、ある夜たまたま訪れた銭湯「松の湯」で高校の同級生・副島百合(吉田芽吹)と出会う。それをきっかけに、和彦は松の湯で働くこととなるが、実はその銭湯が閉店後の深夜、人を殺す場所として貸し出されていることを知る。やがて、同僚の松本晃(磯崎義知)が、殺し屋であることが判明し……。】
(ムービーウォーカーより)

去年「クラウドファンディング」に参加した映画が公開初日を迎えたので吉祥寺のアップリンクに舞台挨拶つきで見てきた。

実際映画は3回目なんで、私としては言うこともないんだけど、この手の(インディーズ映画)にしては3回見ても面白かった。

贔屓目もあるかもしれないけど、よく出来てると思う。インディーズにありがちな、独りよがりな所がないし、誰が見ても分かりやすくなってる←ここは大事。

わかりにくい=いい映画って思ってる人がたくさんいるだろうけど、私から言わせれば、作り手が自分だけがわかってる映画なんて、一般で上映すんなって思う。

誰が見てもわかって、しかも面白いなんてそんなにあるもんじゃない。出なければ3回も見れない。

3回見てけっこう好きなシーンあるなぁって思った。

和彦一家の食事のシーンとか、松本くんが和彦に車の中で「どれだけ、腹くくれてるのかって聞いてるんです」って怒る所とか。

風呂屋で掃除してる時に、疑問を持つ和彦に「仕事なんで」って言う松本くんとか。

百合と和彦のほのぼのシーンとか。ロケ地に行ってきた居酒屋のシーンね。

田中のさりげないドスの効かせ方とか。東さんの飄々とした喋り方とか。

忘れちゃいけない、アクションシーンも。

小寺と松本が仕事しに行く所、階段でのアクションシーン、舞台挨拶の時に聞いた話では、ほぼぶっつけ本番で撮影したって凄い。

で、松本役の磯崎さんに「参考にしたアクションってあります?」って聞いたら「アジョシとジョン・ウィック」って言ったからつい「ジョン・ウィックなんて参考にしちゃいけません」って言っちゃった。あんな動きの遅い殺し屋いませんから(*≧∀≦*)磯崎さんや田中監督に大笑いされたけど。

映画終わった後、舞台挨拶があった、感極まった暢二くんが号泣。満席だったから嬉しかったんだね。

第2の「カメ止め」って言われてるけど、「カメ止め」より役者の技倆は上だと私は思ってる(多少の贔屓目もあるけど)

出演者、ほぼ無名の俳優さんたちです、でも面白いので興味ある人は是非見て下さい。

割りと万人にオススメ出来る(と思う)


舞台挨拶。


小寺役の浜谷康幸さん、アクションシーンはカッコよかった。その後、撃たれて死んじゃうんだけど、その時寝ちゃった話は面白かった、過酷な撮影が続いてて寝てないからって言ってたけど(*≧∀≦*)


浜谷さんと和彦の同級生田村役の大久保裕太くん。


普段買わないパンフレットを買った。


舞台挨拶された方、全員のサイン。


アップリンク吉祥寺のエレベーター。


アップリンク吉祥寺で紹介されてる。

(写真掲載許可は貰いました)