【着物と帯の基本的な組み合わせ】その3
着物と同じように帯にも格があります。それは技法や素材、文様などで決まりますが、コーディネートするときには、着物の格にあった帯を選ぶとよいでしょう。組み合わせの基本的なポイントを覚えておくと安心です。
色無地の帯
色無地(いろむじ)は利用範囲の広い一色染めの着物です。一つ紋をつけると、慶弔両用の準礼装になり、各種お祝いごと、お茶席、通夜や法事などに着ることができます。明るく華やかな色は慶事に、両用するなら紫、藍、グレーなどシックな色を選ぶと幅広く着れます。
帯は着る目的によって、格のある袋帯からカジュアルな名古屋帯まで。紋付きの色無地を慶事で用いる場合は、控えめな金銀づかいの袋帯や織りの名古屋帯、お茶席には名物裂文様の帯、観劇や食事会には洒落袋や染名古屋帯などを。
江戸小紋の帯
小紋の中でも江戸小紋は特別な小紋です。色無地と同じように一色染めの着物ですが、江戸小紋は小さな模様が白く染め抜かれています。
その模様の種類は数千ともいわれ、かつて武士の裃(かみしも)に用いられた細かな柄(鮫、角通し、行儀、霰など)は、遠くから見ると色無地のように見えます。これらの着物は、一つ紋をつけると、色無地と同格になります。
改まった席に着る場合は、金糸銀糸、泊など控えめな袋帯や織り名古屋帯を合わせ、紋なしで街着にする場合は染め名古屋帯や袋名古屋帯を選びます。
お茶席の帯
席入りのときは先客の帯に目が行き、お茶室ではお点前をする人の帯に目が向くなど、帯はとても目立つもの。着物は無地が多く、柄のあるものでも無地に準じた、控えめな柄付が基本です。それらの着物を引き立て、装いを完成させるのが帯です。
どのような席でも、安心して締められるのは、名物裂写しと有職文様の袋帯や名古屋帯。かつて公家の染織品に用いられた有職文様は、現代の古典文様の基礎になっています。名物裂は茶の湯全盛の時代に外国からもたらされた異国情緒豊かなもの。どちらも色柄に品格があり、長く使えます。
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