恐るべきカップラーメン2ラーメン


  ―前回の続き―


恐るべきカップラーメン1


         二日目


 山口県湯田温泉方面へ出発。

中国縦貫道に乗る。広島県三次市を越えてしばらく行った頃。

何やら赤い旗が振られている。

減速しろ?ということかな・・・

工事でもしとるんやろうか?

自車のまわりはみんな同じくらいの速度で並走している。

急な減速は危ないなあ と思いつつよく見ると、

赤い旗の中央に『とまれ』の文字が。


なんと 『スピード違反の取締り


当時、四国ではまだ高速道路があまりなかった時代・・・

確か、土居~川之江間の10㌔余りだけだった

高速道デビューのためにわざわざ川之江まで行った記憶があります。


こんなところで やるんかいむかっ

と思いつつも自分の違反には気づかず。

一旦 全車両をサービスエリアに誘導し、エリア内で違反車と一般者を分別。


あんたはそちら側へ行って下さい。

えっ、違反車側じゃないか。。。

そんな??


広島県警のハコバンみたいな車に呼び込まれ、


警察官:『お兄さん。ちょっと出てましたね』

私:   『はぁ?』

警察官:『中国縦貫は全線80km制限ですよ』

私:   『うっそぉ~(声には出さず)』パンチ!

     『どれくらい出てましたか』

警察官:『お兄さん、惜しかったな。102kmですわ』

     『高速じゃけぇ~(広島なまりで)100km以上をチェックしとんじゃ』

私:   『惜しいもなにもないわ。』

警察官:『22キロオーバー、反則金\15000』

私:   『・・・・・』

警察官:『これから先、山口に入ったら、またやっとお かもしれんけぇ、気いつけれぇ』

私:   『はぁ』


イタぁ~~ むっ ¥15000 は  キツイ汗なあ

しかも、高速で。金とっとる道路やろ

当時、高速道路での取り締まりなど考えてもなかったし、そもそも高速を使う機会がほとんどなかった。 


不慣れ。


しかしながら、違反は『違反』 どうにもなりましぇーん。←ふざけとる場合か?


人生初の ●●●違反切符●●●


旅行気分一気 D N  ダウン


沈んだ気持ちで車に帰る。


       撃沈!


妻:  『あんた、どなんなったン?』

私:  『罰金¥15000-』

妻:  『スピード違反な右下矢印

    『旅館の予約しとらんかったら、テントに変更やね』

私:  『多分・・・』


長男: 『お父さん。なにしょったん?』

    『どこ行っとったん?』

私:  『どっかおもっしょいとこないか探しよったんやけど、なんもないわ』

    ※当然の事ながら、面白くはないわな。←自業自得×××

    『はよ、他行こう』

長男: 『はよぉ遊ぶとこいこう』

私:  『行こう・いこう』

  

     気を取り直して 旅行再開



MEMO: 四国横断自動車道として、土居~川之江IC間が、四国で初めて開通。

1985年3月だったとか。一区間だけの開通だったので 料金所も片方にだけしかなかったのが印象深く 思い出されます。



恐るべきカップラーメン3に続く・・・