薬は分散して収納が〇 | 日々の暮らしをもっと楽しく心地良く ルームスタイリスト 稲村信子のblog

ルームスタイリストの

稲村信子です。

 

整理収納アドバイザーの講座では

こんなことを学びます。

 

―整理・収納5つの鉄則として―

①適正量を決める

②行動動線を意識する

③使用頻度別収納

④グルーピング

⑤定位置管理

 

これらは整理収納の基本中の基本。

①から⑤を徹底的に意識して

整理収納を実践していきます。

 

 

以前「大人の模様替え&片付け」

サービスで伺ったお宅でのこと。

リビングの一角にある収納庫に

薬類を収納することになりました。

 

他の部屋よりはリビングの方が

取りに行くには動線が短くて済むと

いうご主人のご要望です。

 

その薬箱はかなり大きくて

中には飲み薬や塗り薬、バンドエイドや

ピンセットや毛抜きといったものまでが

入っています。

家中の薬がそこに集結しているのです。

重さもかなりありました。

 

聞けばご主人は毎日食後に

薬を飲まなければならないそうです。

そこで、薬を分散して収納したら

いかがでしょうかと提案しました。

 

食事の後に毎回その重い薬箱を

出し、その中から薬を取り出すのです。

リビングの中にあるとはいえ

毎回は大変なんじゃないかなと

思ったのです。

 

分散してダイニングに置けば飲み忘れも

防げるし何よりも手軽なんじゃないですか、

とも。

 

でもご主人は言いました。

「薬は薬でまとめて収納するべきだと

思います」と。

(かなりキッパリ)

 

ご主人なりに整理収納を独学で

勉強したそうなのです。

ですから物はアイテムごとに

まとめる方がいいという結論に

至ったのですね。

 

でも私がお伝えしたかったのは

同じ薬でも使う(飲む)頻度が違うと

いうことです。

 

必ずしも同じ薬のカテゴリーで

まとめなければならない訳ではないのです。

 

たまにしか飲まない頭痛薬と

毎食後に飲む薬を一緒にするより

別々で収納するほうがいい場合も

あるわけです。

それが最初に列記した

③の使用頻度別の収納です。

 

 

私の実家ではこんな風に

まとめてありました。

 

父が毎日飲んでいる薬です。

 

ダイニングにあるカウンターの片隅に

置いてあります。

 

こんな感じにすると

わざわざ取り出しにいかなくていい

メリットがあります。

 

 

整理収納はその家に住む人が

快適に過ごすための手段です。

ですから私がアドバイスしたことも

聞き入れてもらえなくても

それでいいと言えばそれでいいのです。

 

固定観念が日々の暮らしの煩わしさを

気付きにくくしていることがあります。

こうでなければならないといった固定観念。

自分ではなかなか気づかないことも

多いです。

でもふとしたきっかけで

「そっか、何もここに

置かなくてもいいんだ」と

はっとしたことが過去何度もあります。

 

もし何か煩わしいと感じたら

固定観念が邪魔しているかもしれません。

 

薬はどのように収納していますか?

 

 

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 暮らしにかかわる仕事に就いて21年の私稲村が

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