蛍光灯じゃないとダメと言われた子供の頃 | 日々の暮らしをもっと楽しく心地良く ルームスタイリスト 稲村信子のblog

ルームスタイリストの

稲村信子です。

 

子供の頃から部屋のことを

考えるのが大好きでした。

 

社宅から一戸建てに引っ越したのは

12歳の時です。

自分の家の周りも新築ばっかり。

 

色々な家を外から見て、インテリアや

暮らしを想像することはとても

楽しいことでした。

 

照明器具のカタログを見るのも

大好き。

カタログには器具詳細だけでなく

施工事例がたくさん載っていますよね

 

その中で特に心惹かれたのは

シャンデリアとブラケットライト。

たまらなく好きでした。

施工事例写真を見ながら

いつかは私もこんな部屋に住みたい!と

妄想の世界にどっぷり浸っていました。

 

夢ばかり見ていてはつまらない。

主照明をまず変えよう!と親に

お願いしました。

懇願に近かったかもしれません。

 

さすがに自分の部屋にシャンデリアは

ないな、と思ってカタログをしっかりと

読み込み、これ!と思ったものを

お願いしたのです。

 

ところが一言。

「蛍光灯じゃなきゃだめよ」

 

なんで、なんでよあせる

 

「白熱灯では暗いし、目がもっと悪くなる」

 

当時は「白熱灯は暗い」と言われていました。

だから子供部屋には断じて蛍光灯なのです。

 

私はかなりの近眼でしたのでそれも

あったのでしょう。

 

結局聞き入れてもらえませんでした。

 

当時はどの家も蛍光灯が当たり前の

ようにあったと思います。

 

でも私は白熱灯の灯りが大好き。

 

諦めきれない私はせめて目の保養にと

夕方お散歩しては白熱灯の灯りを

探していました。

 

私の心をくぎ付けにしたのが

ごく近所のお宅です。

リビングにはシャンデリアと

ブラケットライト...。

 

当時はとても珍しかったと記憶しています。

どの家からも漏れる光は白っぽかった

のですがそのお宅だけは別格。

 

夕方になると柔らかい灯りがレースの

カーテン越しに見えるのです。

屏の外からなので見えるのは

照明器具くらい。

部屋全体が見える訳でもありません。

 

この家にはどんな暮らしがあるのだろう。

想像するだけでワクワクしていました。

出来ることならお宅訪問したい!なんて

思っていました。

小学生なのにね。

 

 

すっごくうらやましかったです。

 

そんな経験もあって今でも蛍光灯は

嫌いという訳ではありませんが

好んで選びません。

 

リビングは主照明も付けず

間接照明やスタンドの灯りで

過ごしています。

 

私が望む部屋に設えてもらっていたら

また違った感覚を持って過ごしたの

かもしれません。

 

今でもいろいろな家庭から漏れる灯りで

その家の暮らしを想像してしまいます。

子供の頃と同じように。

 

 

 

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