ペアローン拡大
今日の朝刊にはマンション価格高騰を支える
購入者の多くが、夫婦それぞれの年収をベース
にそれぞれが借入するペアローンであると
指摘している。
記事の中では、ある目黒区のマンションを
購入し、1億円を超える住宅ローンを夫婦で
組んだ30代男性が
「将来、売却する際も資産価値を保てる」と。
なんの根拠だ?
と我々プロでも疑問を持つ自信だが、将来価値
を保つにはもちろん地価という市況が最も重要
だがマンションであれば需要予測、戸建てで
あれば維持管理による建物価値の維持が
ポイントになる。
さて、この記事にあるマンションで見れば
東京23区での30代の人口超過の実態、そして
需要を支える共働き世帯もすでにピークを
超える段階である。
このシミュレーションを以て、将来の
マンションの価値を「都心だがら」という
理由だけで説明はできない。
さて、日経新聞には大企業の広告が日々掲載
されているが、広告掲載のメリットは何か?
もちろん、広告としての価値もあるが、実は
不祥事などの際の忖度にも、日々の広告協力
が効くのだと、ある上場企業の役員から聞いた
ことがある。
今朝の記事も、そうした広告会社への忖度にも
読み取れるのは私だけだろうか・・・?