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継続するために必要なこと
その店が儲かっているか否か？
それを図る尺度として、当然ながら繁盛して
いる、すなわちお客様が一杯入っている
というものがある。
しかし、それだけではないと気付かされる
店がある。
2000年前後に一気に流行った「油そば」
当時、私が初めて美味しいと思った
「油そば」が練馬にあり、今も営業している。
栄枯盛衰が激しく、居抜きでコロコロと
店舗が入れ替わるラーメン業界において、
実に20年以上続いているお店だ。
仕事で、この近くに来ると、ほぼ毎回
立ち寄るこの店の味は、いい意味でも
逆の意味でも、20年以上変わらない。
では、この店が繁盛してるのか？
と問われると、実はそうでもない。
満席になったのは見たことないし、
お世辞にも活気があるわけでもない。
特徴を挙げればこんな感じか・・・
20年間常に、
店主一人で、
愛想もなく、
音楽もなく、
店内に会話もない。
なので、セルフサービスも多いw
店内は至ってシンプルで貼り紙一つない。
ちなみに、店頭の構えはこんな感じである。
お世辞にもメンテされているようには思え
ない。
今日の、このブログは決してディスっている
のではない。
いかんせん、20年以上通っている店だ。
ここの店主は、飾りっ気がない。
ぶっきら棒ではあるが、話しかければ
ちゃんと答えてくれる。
厳つい料理人のような強面でもない。
ただただ、静かな人なのだ。
それが故に、派手な演出も見せ方も、
奇抜なメニューもなく、シンプルに
愚直に変わらぬ味を提供し続けてきたら
20年以上経ったという感じに思える。
一国一城の主となれば、発展とか、進化とか
展開とか、見栄とか色々と色気も出てくる
だろう。
（他ならぬ私がそうだが・・・）
しかし、経営とは何か？というものを
大局で捉えたとき、彼のスタイルは商売の
真髄をついているのかもしれない。
継続するために大事なこととは何か・・・
これが、今日食べながら考えていたこと
であるw