価値の言語化
連日のラグビーネタですいません(^^;;
今日はちょっと組織論的な話を。
「ラグビーの競技人口がもっと広がるためには
ラグビーを、子供にさせたいスポーツにしなけ
ればならない。
それにはラグビーの良さ、魅力をわかりやすく
伝えるための "価値の言語化" が必要だ。」
2019年のラグビーW杯日本大会の直前に
スポーツ庁による「女性理事40%」司令に
よって、急遽理事となった谷口真由美さん
が昨年出された書籍に書かれていた。
硬直した旧態依然の組織を改革するために
頑張った彼女は、事実上放逐されてしまった
が…
私は、前回大会の直後に、裾野を広げる
重要性を指摘したが、まさに内部にいた
彼女が、この書籍の中でよりリアルに
解説してくれていた。
「ラグビーの魅力ってなんですか?」
「魅力? そんなのやればわかるよ」
そんな、非言語化で組織された内向きの
スポーツ、やったものにしかわわからない
なんていう村意識じゃあ、発展なんて
見込めない。
組織というのは、なぜか一人一人は善良で
あるのに、束になるとなぜか間違った方向に
進むことが多々ある。
組織に埋もれると「凡庸な悪」のような
思考停止が結論と化してしまうからだろうか。
そんな苦い経験があるはずの彼女が、今も
なお、ラグビーというスポーツを愛して
くれていて、まさに "価値の言語化" を
をメディアに発信してくれた。
自分が強いられた環境から、すぐに
立ち上がりプレーに戻るような、まさに
「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊敬」
を感じる人だw
「やればわかるよ」じゃあ、伝わらないのだ
やはり、ラグビーは組織論の基礎となるような
スポーツだと改めて思う。