ハンマー以外のもの

米国のことわざで、こんなものがある

そうです。

「If all you have is a hammer, 

Everything looks like a nail」

日本語に訳すと

「ハンマーしか持たない人間には

全ての問題は釘に見える」

と言うものです。

人は、経験してきたものの中から

目の前で起きている問題を解釈しよう

とします。

しかし、その経験の幅が狭く、浅ければ

間違った解釈をしてしまいます。

「ハンマー」以外のものを手に入れられる

目の前のチャンスをも逃してしまう

でしょう。

当然ながら、一つの事象が現れたとき、

人それぞれ見え方や捉え方が違います。

例えば、この絵を見たとき、まず何が目に

入ってくるでしょうか？

「ワニ」がまずに目に入ってくる人、

あるいは、「ボート」が目に入ってくる人

それぞれいるかと思います。

大事なことは、どちらか先に見えたものが

その回答になってしまい、思考停止になる人

が多いということです。

「ワニ」だと思ったら、人に指摘されない

限り「ボート」には気づきません。

ですから「ボート」に気づかせてくれる

第三者はとても大事です。

仕事においても、全く違った見解を持つ

もの同士が議論することがあります。

他の人にはこれがどのように見えているの

だろうか？

どのように感じているのだろう？

そうやって、自分の持つ「ハンマー」では

ないものを持つ相手から何を得ようと

できるか・・・

自戒の意を込めて、まだまだ勉強です。