「場」の提供がもたらすもの | 高橋正典オフィシャルブログ「価値組日記」

「場」の提供がもたらすもの

デパートの丸井が、売り場面積の3割を

 

「売らないテナント」に転換すると発表

 

しました。

 

物を売らないデパート??

 

 

丸井の本社は、私の住む中野ですが

 

ここ数年の本店の丸井は、店舗の質も落ちて

 

(私には、そう見えました・・・)

 

これじゃあ、新宿に行くよな・・・

 

そんな中途半端な状態でした。

 

 

しかし、その状況の丸井ではありましたが

 

実際には、百貨店そのものの在り方が

 

問われていたここ数年間だったとも言えます。

 

 

そして、そこに来てのコロナ・・・

 

 

まさに百貨店業界は、大きな転換期であること


は間違いありません。

 

そんな中での丸井の大きなチャンレジ!

 

とても共感するものがあります。

 

 

では、売らないテナントを3割に増やして

 

何をするのか?

 

商品やサービスの体験してもらう場にする

 

そうです。

 

そこでは買わなくていいと・・・

 

そもそも、今でも「ショールーミング」

 

という、リアル店舗で確認して、ネットで

 

買うという流れが増えています。

 

つまり、いっそのことそうした商品を体験

 

できるという場を提供することにシフトし

 

他店舗にはないテナント構成を構築し

 

その差別化において集客力を高めるのが

 

狙いだと。

 

もちろん、キャッシュポイントはあって

 

小売事業の4倍の営業利益を稼ぐクレジット

 

カード(フィンテック事業)の作成が肝

 

のようです。

 

 

実は、この発想を聞いた時、当社のある事業

 

と重なりました。

 

コロナ禍で全面リリースを避けてはいますが

 

先日開業した「不動産Cafe☕️」の取り組み

 

です。

 

事業の売り込みを直線的に行うのではなく

 

まず消費者メリットを優先した「場」の提供

 

を行い、結果集客力を高める・・・

 

まさに、当社がチャレンジしようとしている


ものです。


事業を実現するために、なにが一番大事な


ものか?


その優先順位の見直しを考えていたところ


でした。


ただ、流石の丸井のキャッシュポイントには

 

及ばず、今一度この事例を参考に取り組みを

 

深めてみたいと思います。